住居部分のコンセプトは、奥様が大好きで、毎年ご家族で旅行に出掛けるというハワイ。3階のリビングやダイニングには、マホガニー材を使った家具を配置するなど、ハワイをイメージさせる木目調のリラックス空間が広がっています。ダイニングテーブルとチェアのセットは、沖縄の家具メーカーに製作を依頼した特注品。背もたれ部分には、ハワイの観葉植物「モンステラ」の彫刻が施されています。

2階のご夫婦の主寝室には、ハワイのコンドミニアムをイメージした大きな洗面室を設けているのが特徴です。寝る前や起きた後にさっと使えるだけでなく、ラグジュアリー感たっぷりの贅沢な空間に仕上がっています。また、主寝室の南側には物干スペースと洗濯室を設置。干した洗濯物をすぐウォークインクローゼットへ運べるため、取り込みも苦になりません。

2階のお母様の居住部分は、移動が負担にならないよう、あえて部屋の中にお母様専用のトイレと洗面室を設置しました。また、お母様が将来、車椅子になった時のことを想定し、あらかじめエレベーターを取り付けました。「実際に住んでみると、3階まで荷物を運ぶのは大変です。そのため、予想以上にエレベーターが大活躍しています」と、奥様も頻繁にお使いになられているご様子です。

1階に設けられた賃貸部分の各部屋は、長く使い続けることを想定し、追い焚き機能付きの給湯器や浴室乾燥、カラーテレビドアホン、オートロックなど、最新の設備や機能にこだわりました。また、外構部分に複数台の防犯カメラを取り付けるなど、一人暮らしの女性でも安心して住める環境づくりに配慮しており、入居者からの評判も上々。