ハイサッシを採用し、明るく開放的な雰囲気のリビング。テレビの背面に張ったエコカラットは、デザイン上のアクセントになっているほか、オープンキッチンからの匂い対策も兼ねています。
照明は、ダウンライトと間接照明で上質な雰囲気を演出。大きな窓の外にはステップを設け、庭から直接出入りすることも可能に。「買い物帰りで荷物が多いときや、遊んでいる子どもを見守るときにいいかなと思っています」（奥様）。
さらにリビングの一角には、畳店を営んでいる奥さまのお父様お手製の置き畳で、お子様用のコーナーを用意。お子様は、やわらかい畳に寝そべりながら、本を読んだりお絵かきしたりしています。

寝室は、ブラウンの床材で落ち着きのある雰囲気に。一角にバーカウンターを設け、お酒のボトルやグラスをディスプレーできるガラスの飾り棚、スポットライトを付け、下部にはミニ冷蔵庫も設置。週末の夜に、夫婦で晩酌を楽しんでおられます。
ベッドのヘッドボード裏には、ご夫婦それぞれの書斎を用意。ご主人は夜勤がある勤務形態でご家族と生活時間帯が異なりますが、ご自身の空いた時間に持ち帰った仕事や趣味に集中可能。奥様は昼間に編み物や書道に没頭しているそうです。

大勢が集まって一緒に作業できるよう、回遊できるオープンなキッチンに。対面式なので、調理しながらお子様の様子を見守ることができ、配膳もラクにできます。カウンターのダイニング側にはニッチをつくってタイルをあしらい、目にも楽しい空間に仕上げました。キッチン自体は、機能性を重視してセレクト。調理器具や食器の出し入れがしやすい引き出し収納、シンクの排水溝が掃除しやすいよう継ぎ目のない構造になっているなど、使いやすさへのこだわりが感じられます。
このほか、冷蔵庫を目につきにくい位置に置いたり、キッチンの奥にパントリーを設けたり、キッチンボードでお知らせプリントなどを貼りつけたりと、随所に工夫が凝らされていました。