MEMBER’S VOICE

総合企画部 経営企画室
国内・海外事業推進グループ 2005年入社

居樹 潤

  • #海外事業
  • #新規事業
  • #戦略立案
  • #販売促進
  • #営業企画
  • #新築戸建

私の仕事は、トヨタホームの海外事業を変える。

海外事業について
2015年にインドネシアに現地法人を立ち上げたのが、トヨタホームの海外事業のはじまりでした。インドネシアで展開しているのは、お客様が自由自在に設計できる注文住宅ではなく、先に土地を仕入れて販売していく分譲事業です。トヨタホームとしても新しい挑戦であった海外事業だけに、様々な難問が立ちはだかりました。そういった壁をどのように乗り越えていったのか。立ち上げ当初から関わり、現在は現地法人の代表を担っているメンバーに迫ります。
VOICE 01 | 1度目の海外赴任

海外事業の
はじまりを灯す
海外事業の
はじまりを灯す
海外事業の
はじまりを灯す

2015年に現地法人が立ち上がったのですが、実はその前から海外プロジェクトは発足していました。海外現地法人の立ち上げメンバーとして、私がインドネシアの地を踏んだのは2013年のこと。本当にゼロからのスタートでした。現地調査から始まり、まずは分譲事業を展開していくための大規模な土地を仕入れなければいけませんでした。しかし、インドネシアにおいて“新参者”であるトヨタホームがいきなり単独で事業を行うのは非常にリスクが高く、手詰まり状態に…。そこで、現地に古くから進出している日系企業から土地を購入し、共同で事業を進めながら、ノウハウを取得していく形で事業を組み立て、最も重要な土地の仕入れを進めていきました。
一方で、パートナー企業が増えるということは、様々な制約が生まれます。ましてや教えていただく立場ですからなおさらです。何度も調整や交渉を重ねていき、ようやく分譲住宅を建てられるだけの土地を仕入れることができました。これで分譲事業を展開できる。ひいては、現地法人を立ち上げることができる。もともと、私自身のミッションは現地法人の立ち上げまでだったので、2015年に現地法人が立ち上がるタイミングで、日本に帰国しました。

VOICE 02 | 2度目の海外赴任

日本で磨いた
“暮らしやすさ”を
輸出する
日本で磨いた
“暮らしやすさ”を
輸出する
日本で磨いた
“暮らしやすさ”を
輸出する

日本国内で働いていた私に、一つの社内ニュースが入りました。「インドネシアの分譲住宅の販売が苦戦しているらしい。」インドネシアの経済成長の鈍化の影響で不動産のマーケットは大きく悪化しており、パートナーも含めて大きく計画から遅れてしまっていました。「居樹、インドネシアに戻ってほしい」。社内からの指令があり、2度目のインドネシア赴任が始まりました。現地で状況を確認してみると、当初の事業計画よりも高額な商品を販売していることが判明しました。そこに市況の悪化が重なったのですから売れるわけがありません。すぐに商品企画を刷新し、販売価格を抑えるために建物面積を削り、日本のプランの良いところを積極的に取り入れました。
結果的に、その商品は反響が大きくなり売上は毎年5倍で増えていきました。敢えて現地の伝統に流されすぎずに、自分たちが本当に良いと思う住まいをつくっていくことが大切です。まさしく、トヨタホームが日本国内のたくさんのお客様とともにうみだしてきた “暮らしやすさのノウハウ”が海外でも大きな武器となるのです。あらためて戦略を練り直し、結果的にすべての区画を販売することができました。郷に入っては郷に従え、という言葉がありますが、従いすぎると差別化要素がなくなり、厳しい勝負には勝てない。とても大切な考えを学ばせていただきました。

VOICE 03 | 海外で働く醍醐味

海外赴任は
人生の財産になる
海外赴任は
人生の財産になる
海外赴任は
人生の財産になる

海外進出当初は現地の情報網が何もない状態でしたが、着実に現地での事業を重ねていくなかで、今ではパートナー企業に頼ることなく自分たちだけで土地を仕入れられるようになりました。こうした成功体験を、他の国にも展開していけると思います。そうなってくると海外で働く社員が増えていく訳ですが、海外で働くうえでの面白さは、良くも悪くも全部自分の思い通りにできるということにあります。トヨタの思想として現地現物を大切にするので、インドネシアに関しては、少なくとも社内で一番知っているのも長く住んだことがあるのも私なわけで、会社の大きな方針に沿っていれば、ほぼ全ての決定権を会社が委ねてくれます。
一方で責任が大きくて押しつぶされそうになるときもあります。ですが、そういった経験自体が貴重な人生の財産であり、それを面白いと感じるのか、プレッシャーが大きくて苦痛だなと感じるのか。この記事を読んでいるあなたが前者であるならば、トヨタホームという職場はオススメだと思います。
(所属部署や原稿は取材当時の内容となります)

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