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2025.10.27

回遊動線の間取りで後悔しない!メリット・デメリット&実例から学ぶ家づくり

回遊動線の間取りで後悔しない!メリット・デメリット&実例から学ぶ家づくり

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家づくりで外せないポイントの一つが「動線設計」です。「子どもを見守りながら料理したい」「洗濯や収納を一気に済ませたい」「家族がすれ違っても快適に暮らしたい」──こうしたニーズから、近年特に注目を集めているのが「回遊動線」です。

しかし、回遊動線には「通路が増えて無駄が多かった」「思ったより収納が確保できなかった」といった後悔の声も少なくありません。この記事では、回遊動線のメリット・デメリットやよくある失敗例、実際の間取りパターンについて詳しく解説します。

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回遊動線とは?

回遊動線とは?

回遊動線とは、家の中をぐるりと一周できるように設計された動線のことです。廊下や部屋を通じる複数のルートがあり、家族が自由に行き来できるのが特徴です。

一般的な動線設計では、玄関からリビング・水回りへ、あるいはキッチンからダイニングへと「一方向に移動する流れ」を想定しています。これに対して回遊動線は「起点から別ルートを通って再び戻れる構造」になっており、移動の自由度が高い点が大きな違いです。

家事を同時進行しやすく、家族がぶつかりにくいなど、日常の動きがスムーズになるのも魅力といえるでしょう。共働きや子育て世帯など、現代のライフスタイルにマッチした設計として注目されています。

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回遊動線を取り入れるメリット

回遊動線を取り入れるメリット

ここでは、回遊動線が暮らしにもたらす代表的な3つのメリットを紹介します。家の中での動きや作業がどのように効率化されるのか、また、空間の使い勝手にどのような変化が生まれるのかを見ていきましょう。

家事効率がアップし、移動がラクになる

キッチン・ランドリールーム・収納が回遊動線でつながると「料理をしながら洗濯」「片付けながら次の家事」といったように、複数の家事を同時に進められます。

動線が短く行き止まりがないため、無駄な移動が減り、自然と時短につながるのが特徴です。毎日の動作を最小限に抑えられて、ストレスフリーな家事環境を実現できます。

すれ違いが減り、家族が快適に過ごせる

複数のルートを確保できる回遊動線では、家族が同時に移動しても動線が混雑しにくくなります。

たとえば、朝の支度時間に子どもがリビングから玄関へ向かう一方で、親はキッチンから洗面室を通ってリビングへ戻る──といったように、交差しない移動が可能です。一つのルートに頼らない動線が、それぞれの生活リズムに柔軟に対応し、家族全員が快適に過ごせます。

空間に開放感が生まれ、使い勝手が向上する

回遊できる間取りは、廊下や通路が一方向に偏らず、複数に分散されるため、空間全体にゆとりが生まれやすくなります。

視線が奥まで抜けることで、実際の広さ以上に広がりを感じやすく、心理的にも開放感が得られるでしょう。動線を工夫することで、ソファやテーブルなどのレイアウト自由度も高まり、家具を置いても通行を妨げにくくなります。

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回遊動線を取り入れるデメリット

生活の利便性を高めてくれる回遊動線ですが、実際に取り入れてみると意外な落とし穴もあるため注意が必要です。ここでは、回遊動線の代表的な3つのデメリットを紹介します。

通路が増えて居室スペースが狭くなる

回遊できるように廊下や通路を設けると、その分の床面積が増え、居室に利用できる面積が減る可能性があります。

特に、コンパクトな住宅では「もう一部屋増やしたかったのに通路で床面積を使ってしまった」と後悔するケースも少なくありません。空間を効率的に使いたい方にとっては、回遊動線の採用が居住性の低下につながるリスクもあるため、慎重なプランニングが必要です。

建具や壁材で費用がかさみやすい

回遊動線は、出入口や扉を複数設ける必要があるため、建具や壁材のコストが上がりやすい点がデメリットです。各部屋のつながりを重視して扉の位置や仕様にこだわる場合は、さらに費用がかさみます。

家具や収納の配置に制約が生じる場合がある

回遊動線は通路を確保する分、壁面の配置が限られ、収納家具や大型インテリアの設置場所に悩むことがあります。壁面収納を多く取り入れたい場合や、大型ソファ・食器棚・テレビボードなどを配置したい家庭では、思い通りのレイアウトが難しくなる点に留意しましょう。

動線上に収納スペースをつくれないと、収納量が減ってしまうリスクもあります。その結果「置きたいものが思ったよりも置けない」と感じるケースも少なくありません。

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回遊動線でよくある失敗・後悔事例3選

回遊動線でよくある失敗・後悔事例3選

ここでは、回遊動線を設けた間取りを検討する際に、意外と見落としやすい典型的な失敗や後悔の事例を3つ紹介します。それぞれの原因も解説するので、今後の家づくりの参考にしてください。

使われない回遊ルートをつくってしまった

回遊動線を意識するあまり、実際には使われない通路や出入口を設けてしまい、結果的に無駄なスペースになるケースがあります。誰も通らない通路は荷物置き場になりやすく、見た目の印象を損ねる原因にもなるでしょう。

実際の暮らしを具体的に想定せず「動線の工夫」だけに意識が向くと、暮らしやすさを考慮していない間取りになり、満足度が下がりやすいため注意が必要です。

収納やプライバシーへの配慮が足りなかった

壁を削って動線を確保した結果、収納スペースが減ってしまったり、収納家具を置くための壁面が不足したりする失敗例も多く見られます。

また、脱衣所に出入口を2つ設けて回遊できるようにしたことで、人の出入りが増え、プライバシーを保ちにくくなったという後悔の声もあります。利便性だけでなく、収納力や心理的な快適さを意識して設計することが大切です。

生活動線と合わず逆に不便になった

家族の生活リズムや行動パターンに合っていない回遊ルートを設けた結果、動線が複雑になり、移動距離が増えてしまうケースもあります。

たとえば、使用頻度の低いルートを設けたり、動線の途中に収納を無理に配置したりすることで、遠回りになるケースです。「誰が・どの時間帯に・どのような動きをするか」を具体的にシミュレーションしておくことが、後悔を防ぐポイントです。

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間取り実例で見る!成功する回遊動線のパターン3選

ここでは、実際にトヨタホームで建てられた家の間取り事例をもとに、回遊動線を上手に取り入れた成功例を3パターン紹介します。家事効率の向上や暮らしやすさを実現したポイントに注目し、自分たちの家づくりにも活かせるアイデアを探してみましょう。

リビングと洗面室が直結するウォークスルークローゼット回遊動線

リビングと洗面室が直結するウォークスルークローゼット回遊動線

リビングと洗面室が直結するウォークスルークローゼット回遊動線の間取り図

リビングからウォークスルークローゼットを経由して洗面室へと抜ける回遊動線を採用した間取りです。朝の身支度や入浴準備などの動作が効率的に行えるようになり、生活の流れがスムーズになっています。

クローゼットにはハンガー収納と引き出し収納の両方を設け、十分な収納力を確保。衣類の整理や出し入れがしやすく、暮らしの快適性を高めています。日々の動線を短くすることで、無駄のないスムーズな生活を実現した好例です。

リビングと洗面室が直結するウォークスルークローゼット回遊動線の建築実例を見る

水回り・LDK・玄関を結ぶ無駄のない回遊動線

水回り・LDK・玄関を結ぶ無駄のない回遊動線

水回り・LDK・玄関を結ぶ無駄のない回遊動線の間取り図①

水回り・LDK・玄関を結ぶ無駄のない回遊動線の間取り図②

水回り・LDK・玄関が回遊動線でシームレスにつながり、家事や身支度の動作を効率的に行える設計です。料理・洗濯・外出準備といった複数の作業が同じルート内で完結するため、毎日の家事がぐんとラクになります。

また、廊下や洗面室など家の随所に収納スペースを配置することで「使いたい場所に使う物を置く」という理想的な収納動線を実現しています。生活感を抑えながらも利便性と整理整頓を両立させた、機能美あふれる住まいです。

水回り・LDK・玄関を結ぶ無駄のない回遊動線の建築実例を見る

キッチンと洗面室が直結した家事ラク回遊動線

キッチンと洗面室が直結した家事ラク回遊動線

キッチンと洗面室が直結した家事ラク回遊動線の間取り図①

キッチンと洗面室が直結した家事ラク回遊動線の間取り図②

玄関から洗面室、パントリー、キッチン、リビングダイニングまでが一続きに回遊できるよう設計された間取りです。キッチンと洗面室の配置が直線でつながっており、「料理をしながら洗濯」など、複数の家事を同時進行で進められます。

パントリーやリビングも含めて家全体がゆるやかにつながっているため、移動に無駄がなく、すれ違いによる混雑も減らせます。視線の抜けや開放感にも配慮されており、機能性と快適性を兼ね備えた家事ラク動線の好例です。

キッチンと洗面室が直結した家事ラク回遊動線を見る

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回遊動線を成功させる設計ポイント

使いやすく無駄のない回遊動線を実現するためには、家族の生活スタイルに合った動線計画が欠かせません。ここでは、後悔のない間取りを設計するために意識したい2つのポイントを紹介します。

家族の生活パターンをシミュレーションする

家族がどの時間帯に、どのように動くのかをイメージしながら、朝の支度や帰宅後の流れ、家事の動線を具体的にシミュレーションしてみましょう。

たとえば「子どもが学校の準備をしている時間に、親が洗濯や料理をどう並行して行うか」といったように、リアルな生活リズムをもとに検討することが大切です。実際の暮らしを見据えてシミュレーションを行うことで、本当に必要なルートと不要なルートを見極められます。

通路幅・視線・家具配置を具体的に確認する

回遊動線を取り入れる際は、通路の幅や視線の抜け方、家具の配置を事前に確認しておきましょう。通路幅が狭すぎるとストレスを感じやすく、暮らしの満足度を下げる要因にもなります。

また、収納家具やソファなどの配置によっては、動線が遮られたり空間の印象が狭く感じられたりすることもあります。設計段階から具体的なレイアウトを想定し、使いやすさと開放感のバランスを意識して進めることが大切です。

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あなたの暮らしに合った回遊動線をトヨタホームで実現しよう

回遊動線は、家事効率や暮らしの快適性を高める間取りとして注目されています。一方で、居室が狭くなったり収納が制限されたりといったデメリットもあるため、自分たちの生活スタイルに合っているかどうかを見極めることが成功の鍵です。

実際の施工事例や動線チェックリストを参考にしながら、ご家族にとって必要な動線を検討しましょう。迷ったときは、施工実績が豊富なハウスメーカーに相談するのがおすすめです。

トヨタホームでは、豊富な実例をもとに、あなたの暮らし方に寄り添った最適な回遊動線プランをご提案します。まずはモデルハウスを訪れて、実際の間取りや動線の快適さを体感してみてください。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】
https://www.toyotahome.co.jp/s/tenjijo/?ad_cd=hometag
【カタログ請求はこちら】
https://www.toyotahome.co.jp/s/catalog/?ad_cd=hometag

トヨタホームの家事動線が設計された建築実例はこちら

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回遊動線に関するよくある質問

回遊動線を取り入れるおすすめの間取りは?

回遊動線を取り入れるおすすめの間取りは、以下のとおりです。

・キッチン⇔洗面⇔ランドリー⇔ファミリークローゼットの家事動線型

・玄関⇔パントリー⇔キッチン⇔リビングの買い物動線型

・LDK⇔ホール⇔階段⇔子ども部屋の家族動線型

生活リズムに合わせて、動線をつなげると使いやすくなります。

狭小地やコンパクト住宅でも回遊動線は可能ですか?

廊下を極力なくし、LDKを中心に回遊できるワンルーム構成にすれば、限られた面積でも回遊動線を実現できます。ドアを減らし、引き戸やスライド扉を採用するとさらに効率的です。

回遊動線を取り入れると建築費は高くなりますか?

 動線が増える分、ドア・通路の数が増えるため、多少のコストアップが見込まれます。しかし、家事時間の短縮や生活ストレスの軽減といった長期的なメリットを考えると、回遊動線には採用の価値があるといえるでしょう。

家事動線と回遊動線の違いは何ですか?

家事動線は「家事を効率的に行うための経路」、回遊動線は「家全体を回れる動線構造」という違いがあります。回遊動線の中に、家事動線が含まれるイメージです。両者をバランス良く設計するのが理想です。

回遊動線をおしゃれに見せるコツは?

壁を作りすぎず、抜け感のある仕切り・素材の統一感を意識しましょう。たとえば、ガラスドアやルーバー壁でゆるく区切ると、開放感とデザイン性を両立できます。照明計画も回遊の“見せ場”を意識すると効果的です。

実際に人気のある回遊動線の組み合わせは?

回遊動線で人気が高いのは、以下のようなパターンです。

・洗面→ランドリー→ファミリークローゼット→廊下→LDK(家事動線)

・玄関→土間収納→パントリー→キッチン(買い物動線)

・リビング→階段→ホール→寝室(家族動線)

生活動線が自然につながるように設計すると、日々の暮らしが快適になるでしょう。

 

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