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2026.01.28

完全分離タイプの二世帯住宅でも後悔?デメリットと失敗しないための対策を解説

完全分離タイプの二世帯住宅

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二世帯住宅の中でも、一番プライバシーが守れると人気なのが完全分離タイプです。しかし、お互いのライフスタイルや家庭の事情を考慮せずに建ててしまい、完全分離タイプに後悔している人もいます。では、完全分離型のどのような点に後悔しやすいのでしょうか?

この記事では、完全分離タイプの二世帯住宅で後悔しているケースを紹介します。対策も合わせてお伝えするので、プランを考える前に押さえておきましょう。

<このような方におすすめ>

・親世帯・子世帯の生活リズムが違うときは?干渉せずに暮らしたい方

・完全分離タイプでも後悔することはある?注意点を事前に知っておきたい方

・完全分離タイプは自分たちの暮らしに合う?向いている人を知りたい方

<この記事のまとめ>

・完全分離タイプでも、生活音・距離感・費用面で後悔するケースはある

・失敗を防ぐには、防音・動線・建築費を設計段階で調整することが重要

・相続や売却まで見据えて、将来の使い方を想定しておくことが欠かせない

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二世帯住宅にはどんな種類がある?暮らし方で選べる3つのスタイル

二世帯住宅には「共有タイプ」「部分共用タイプ」「完全分離タイプ」の3種類があり、生活スタイルや家族関係に合わせて選べるのが特徴です。なかでも、人気を集めているのが「完全分離タイプ」です。

まずは、完全分離タイプの二世帯住宅がどのような住まいなのか、ほかのタイプとの違いから整理しておきましょう。

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完全分離タイプとは?共有・部分共用タイプとの違い

完全分離タイプとは、親世帯と子世帯がそれぞれ独立した生活空間を持つ二世帯住宅のことです。

玄関やキッチン、浴室、トイレといった生活に欠かせない設備を世帯ごとに設け、日常生活の動線や生活空間を大きく重ねない設計が特徴です。

そのため、生活リズムや価値観の違いからくるストレスが起こりにくく、適度な距離感を保ちながら暮らせます。対して、共有タイプ、部分共用タイプには以下のような違いがあります。

共有タイプは、キッチンや浴室などのすべての空間を共用し、一般的な同居に近い暮らし方です。

部分共用タイプは、玄関や浴室のみを共用し、他は別々にするなど、一部設備を共有する中間型の住まいといえます。

他のタイプと比較すると、完全分離タイプは「気を遣いすぎずに暮らしたい」「それぞれのライフスタイルを尊重したい」と考える世帯にぴったりです。

一方で、水回りなどの設備がすべて二世帯分必要となるため、建築費用がかさみやすい側面もあります。将来的に家族構成が変化した際には、間取りや設備の使い方が、将来の暮らしに合わなくなる可能性もあります。

それぞれの特徴を踏まえたうえで、自分たちにとって最適なタイプを見極めることが、失敗しない二世帯住宅選びの第一歩です。

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完全分離タイプのメリット

二世帯住宅は、「完全分離タイプ」「共用タイプ」「一部共用タイプ」の3種類があります。中でも一番人気は完全分離タイプです。なぜ人気があるのか、その理由とメリットを押さえておきましょう。

各世帯のプライバシーが守られやすい

各世帯のプライバシーが守られやすい完全分離タイプ

完全分離タイプとは、その名のとおり完全に分離している二世帯住宅のことです。親世帯と子世帯は隣り合っているだけで、生活は完全に別世帯となります。世帯間の生活リズムが合わない、ライフスタイルが違うといったケースでも気兼ねなく生活できるのが完全分離タイプの大きなメリットです。

二世帯住宅のタイプには、寝室以外の空間をどちらの世帯も使用する「共用型」、部分的に共用する「一部共用型」があります。どちらのタイプも各世帯間でコミュニケーションを取りやすい一方で、プライバシーの確保が難しいのが懸念材料です。

完全分離タイプの場合、各々が好きなように暮らせるため、プライバシーが守られます。ストレスが他の二世帯住宅に比べて軽減されるというメリットがあります。

困ったときに助け合える安心感がある

困ったときは助け合える完全分離タイプ

親世帯、子世帯でそれぞれ生活しつつも、お互い困ったときは助け合えるバランスの良さが完全分離タイプの魅力です。つかず離れずの距離感を保った暮らしは、お互いの世帯にメリットが生まれます。たとえば親世帯は、自分たちが病気やケガをしたときに病院の送迎や家事をお願いしやすいでしょう。反対に、子世帯は自分たちの子どもの面倒を見てもらえるメリットがあります。

夫婦共働き世帯のなかには、子どもの体調不良時に仕事が休めない、保育園のお迎えに間に合わないなどの問題を抱える家庭が少なくありません。しかし、二世帯住宅で暮らす親世帯がいれば、可愛い孫のために子育てをカバーしてくれるでしょう。

生活費・光熱費などの費用負担を分けやすい

完全分離タイプの二世帯住宅は、生活費や光熱費はそれぞれの家庭が負担します。他の二世帯住宅では、共用部分が多いと生活費の負担割合が分かりづらくなる点がデメリットです。二世帯住宅や同居で揉めやすいのが「お金」の問題。完全分離タイプはその点がクリアなので、揉め事が少ないと言えます。

※費用に関する情報は2026年1月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせください。

二世帯住宅の一部を賃貸として活用しやすい

完全分離タイプは基本的に玄関も別々ですから、独立性が高い住居タイプです。もし親世帯が亡くなったり施設に入ったりしたら、使わなくなった居住スペースを賃貸に出すこともできます。

逆に子世帯が転勤で海外に行くなど長期不在の場合も、賃貸に出せば家賃収入を得られます。将来的に賃貸に出す可能性があるなら、あらかじめ電気やガス、水道メーターは2つずつつけておくと安心です。

【関連記事】【間取り実例あり】二世帯住宅とは?メリット・デメリット、費用相場も解説

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完全分離タイプの二世帯住宅で後悔しやすいポイントと対策

完全分離タイプの二世帯住宅を建てて後悔している人もいるようです。後悔しやすい点と、その対策を紹介します。

深夜・早朝の生活音が思った以上に気になる

完全分離タイプは「上下分離タイプ」と「左右分離タイプ」の2種類あります。完全分離とはいえ、壁や床で隔てられているだけなので、お互いの生活音が多少聞こえるのは避けられません。特に生活リズムが異なると生活音が気になりやすく、親世帯が早朝から動くと寝ている子世帯がゆっくりと寝られないケースもあります。

逆に親世帯が寝た後の深夜帯に子世帯が掃除機をかけたり、友だちを招いて夜遅くまで騒いだりすると音が気になって眠れない場合もあるでしょう。特に上下分離タイプだと、小さい子どもの走る音が響いて睡眠の妨げになるおそれがあります。生活は別とはいえ、同じ建物で暮らしているため「音」に対しての配慮は必要です。

【対策】防音仕様・構造計画で音ストレスを抑える

上下分離タイプでの二世帯住宅では、子世帯が2階に住むケースが圧倒的に多いと言えます。その場合、床材で防音対策を施しておくことが欠かせません。建築費用に余裕があるなら、二重床にするとより防音対策の効果を得られます。

建築費用に余裕がない場合でも、フローリングだけでは音が響きやすいのでコルクタイルやカーペットなどを敷くのが有効な対策です。左右分離タイプの場合は、親世帯の寝室近くに子世帯のリビング、キッチン、お風呂などを配置すると音が気になりやすいので、間取り計画に気をつけましょう。

※費用に関する情報は2026年1月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせください。

世帯間の行き来がしづらく、距離を感じてしまう

二世帯住宅の完全分離タイプのデメリット

玄関も別々で独立性が高いということは、お互いの部屋に行き来するには一度外に出なければなりません。親世帯が要介護状態になると、行き来する頻度は多くなるでしょう。頻度が多くなるほど、完全分離タイプは面倒だと感じる場面が増えるかもしれません。

【対策】ウッドデッキ・中庭など緩やかなつながりをつくる

左右分離タイプは、庭の一部にウッドデッキを設置して渡り廊下のようにつなげておくと、外に出ずにお互いの部屋を行き来できます。プライバシーに配慮しつつ、行き来をスムーズにするには、室内に鍵付きの内扉を設置する方法もよいでしょう。

上下分離タイプは玄関を各階に設け、2階への階段を建物の外側に設ける「外階段」にする間取りが主流です。ただし内部で行き来したいなら、コストとスペースが必要ではあるものの、部屋の中にもう1つ「内階段」を設置する手もあります。なお最近は、完全分離タイプでも利便性が重要視され、玄関のみ共有にして「内階段」を選ぶ人が増えています。

建築費が高くなり、予算オーバーしやすい

完全分離タイプの二世帯住宅は、生活空間を完全に分けてプライバシーを確保できる反面、建築コストが割高になりやすい傾向です。キッチン、浴室、トイレなどの水回り設備を各世帯に設置する必要があり、その分だけ設備費や工事費がかさみやすくなります。

加えて、完全分離型は延床面積も大きくなるケースが多いため、構造材や外壁、屋根といった部分の施工費も高くなるのが一般的です。

初期の見積もり段階では「なんとか予算内に収まる」と思っていても、具体的な仕様を決めていくうちに「思っていた以上にコストがかかった」と感じるケースは少なくありません。その結果、住宅ローンの返済計画に無理が生じる可能性もあるため、注意が必要です。

【対策】水回り配置や建物形状を工夫して建築費を抑える

建築費を抑えるためには、設計段階で「水回りの配置」と「建物の形状」を工夫することが有効です。

上下分離型の場合は、上下階でキッチンや浴室の位置を揃えると、配管工事を効率化してコストを抑えられます。左右分離型では、両世帯の水回りを建物の中央に集約すると、施工コストの削減につながります。

さらに、建物の外観は凹凸をできるだけ減らしたシンプルな形状を検討しましょう。外壁の面積や施工の手間を抑えられ、全体の建築費削減も期待できます。

完全分離だからといって、すべてを完全に分ける必要はありません。設計段階で「分けるべきところ」と「まとめられるところ」を見極め、コストを抑えつつ理想の住まいを実現させましょう。工夫次第で、完全分離でも無理のない予算での家づくりは可能です。

光熱費・固定資産税・修繕などの費用負担や役割分担で揉めやすい

完全分離タイプは、生活費などのお金の負担が明瞭です。しかし固定資産税などの税金に関して、どちらが負担するか取り決めしていないことが原因で揉めるリスクがあります。庭を共有した場合も、どちらがメンテナンスするか決めておかないと、住み始めてから揉める要因となるので注意が必要です。

※費用に関する情報は2026年1月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせください。

【対策】建築前に費用負担ルールや役割分担を明確にしておく

建ててから問題が発生すると関係がこじれやすく、最悪の場合はトラブルに発展するケースもあります。お金やメンテナンスの分担などは建てる前に取り決めしておくと安心です。

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二世帯住宅(完全分離タイプ)の相続・名義・売却の注意点

完全分離タイプの二世帯住宅は、生活空間が分かれているため「将来の相続や売却もスムーズだろう」と考えられがちです。しかし実際には、建物は一棟として扱われることが多く、相続や名義、売却の場面で思わぬ課題が生じることもあります。

ここでは、完全分離タイプならではの注意点を中心に、事前に押さえておきたいポイントを解説します。

誰に相続するかを決めないと、完全分離でもトラブルになりやすい

完全分離タイプの二世帯住宅は「将来誰に相続させるのか」を具体的に決めないまま建ててしまうと、相続時にトラブルを招きかねません。親世帯・子世帯に生活空間が分かれていても、建物は一棟の不動産として扱われることが一般的です。

トラブルの要因として「誰が家に住み続けるか」「建築費を負担した親世帯・子世帯のどちらにどのように財産分配するか」「住まない兄弟姉妹の取り分をどうするか」といった課題が挙げられます。そして話し合いの際には、家族間で意見が食い違うことも少なくありません。

こうした事態を避けるには、家を建てる段階から将来の相続を見据え、「誰に相続させるのか」「その際の条件は何か」といった点まで具体的に決めておくことが大切です。加えて、建築費の負担割合や権利関係を契約書や覚書として文書化しておくと、後々のトラブル防止につながります。

二世帯仕様がネックになり、売却しにくい

完全分離タイプの二世帯住宅は、キッチンや浴室などの水回りをそれぞれの世帯に設けるなど、一般的な戸建て住宅に比べて間取りや設備が特殊になりやすい傾向です。そのため、将来売却を検討する際は、購入希望者のニーズと合わず、選択肢が限られやすくなる可能性もあります。

「将来は住み替えたい」「親世帯がいなくなったあとに活用したい」と考えている場合は、単世帯としても使いやすい間取りかどうか、あるいは将来的な間取り変更ができる構造かどうかまで含めて検討しておきましょう。

完全分離タイプの特性を活かしつつも「今の暮らし」だけでなく「将来の出口」まで見据えて計画することが、後悔を防ぐポイントです。

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完全分離タイプの二世帯住宅が向いていないケース

完全分離タイプの二世帯住宅は、プライバシーを重視した暮らしを実現しやすい一方で、家族の関わり方によっては合わない場合もあります。

ここでは、完全分離タイプを選ぶ前に、向いていない可能性があるケースを確認しておきましょう。

日常的に子育てや介護を助け合いたい

完全分離タイプの二世帯住宅は、各世帯の生活空間や動線を明確に分けた設計であるため、日常的に顔を合わせたり、気軽に行き来したりする暮らし方には適していない側面があります。

たとえば、子育て中に頻繁なサポートを期待していたり、親世代の介護を見据えて密な助け合いを想定していたりする場合は、不便さを感じるかもしれません。

「少し手伝ってほしい」と思っても、一度玄関を出て階段を上り下りして移動する必要もあり、ちょっとした手間が心理的な距離を生みやすくなります。

家族間の助け合いを重視する家庭にとっては、生活動線が近く、気軽に声をかけられる「部分共用タイプ」などのスタイルの方が適している場合もあるでしょう。

親世代の高齢化や収入状況に不安がある

親世帯の年齢が高い場合や、将来的に収入面での不安がある場合には、完全分離タイプの住宅だとかえって負担になる可能性もあります。

完全分離タイプでは、各世帯にキッチン・浴室・トイレなどの設備をそれぞれ設けるため、光熱費や設備の維持費などを含め、親世代の家計負担が大きくなるケースも少なくありません。

また、高齢になるにつれて、階段の昇り降りや長い生活動線が負担となる可能性もあります。さらに、将来的に介助や見守りが必要となった場合、生活空間が完全に分かれた暮らし方が支障となり、対応が難しくなる懸念もあります。

親世代の年齢や将来の暮らし方を踏まえ、無理のない暮らし方ができるかどうかを慎重に検討することが大切です。

将来は単世帯住宅として使いたいと考えている

将来的に親世帯がいなくなったあと、単世帯住宅としてそのまま住み続けたい場合、完全分離タイプの間取りがかえって不便に感じられることがあります。キッチンや浴室が2つずつある間取りは、単世帯では設備を持て余しやすいためです。

また、二世帯仕様に特化した間取りは、リフォームや用途変更の際にコストがかかりやすく、柔軟な使い方が難しくなる場合もあります。

将来を見据えるなら、単世帯でも無理なく使える間取りへの変更が可能かどうか、あらかじめ確認しておきましょう。また、現在の家族構成や生活スタイルに加えて、10年後・20年後のライフプランまで視野に入れた住まいづくりが、後悔しない家づくりにつながります。

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快適な距離感を実現させる二世帯住宅をトヨタホームで手に入れよう!

親世帯と子世帯がほどよい距離で、協力しながらみんなで一緒に暮らせるのが二世帯住宅の良さ。しかし、同居する家族やライフスタイルによって、理想の二世帯住宅の在り方が変わります。完全分離タイプは人気であるものの、場合によって暮らしにくさを感じるかもしれません。

トヨタホームの二世帯住宅は、ずっと快適に暮らせるプランを豊富に用意しています。二世帯住宅のカタログ請求をしたい方、もしくは二世帯住宅の家づくり実例を知りたい方は、こちらからご確認ください。

トヨタホーム【二世帯・多世帯の住まい】

【全国のトヨタホーム展示場を探す】
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