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更新日:2026.08.20

【注文住宅の収納】場所別のアイデアと収納計画の進め方を紹介

【新築注文住宅】場所別・収納スペースの作り方!おすすめアイデアも紹介

注文住宅を新築するにあたり、暮らしやすさを大きく左右するのが収納スペースです。収納をうまく取り入れると快適性が大きく向上するものの、使いやすい収納でなければ意味をなしません。また収納が重要だからといって、居住スペースを圧迫してまで収納スペースを確保しようとすると、逆に暮らしにくさを感じる要因にもなりかねないでしょう。

注文住宅を新築する際には、「デッドスペース」と「生活動線」という2つのコツを押さえて収納スペースを確保することが成功への近道です。

この記事では、住まいの箇所別にどんな収納スペースを確保すべきか解説。併せて、使い勝手のいい収納スペースやおすすめの間取りアイデアも紹介します。この記事を読めば、どんな場所にどんな収納スペースを作るべきなのか、適切に判断できるようになるでしょう。

<本記事はこんな人におすすめ>

・注文住宅の収納で後悔しないためには?収納計画の立て方を知りたい方

・収納スペースはどこに設置すべき?場所別の間取りアイデアが気になる方

・使い勝手のよい収納ってどんなの?収納を備えた建築実例をチェックしたい方

<本記事でわかること>

・収納計画を立てるときは、まず家族の持ち物を整理して必要な収納量を把握することが重要

・狭すぎると荷物を収納しきれなくなり、広すぎると居住スペースの圧迫につながる恐れがある

・収納は広ければよいわけではなく、荷物の種類や量に合わせて大きさを考えることが大切

注文住宅に必要な収納スペースの目安

注文住宅の間取りを考える際、どれくらいの収納スペースがあれば理想的なのでしょうか。

家に必要な収納面積を検討するうえで知っておきたい指標が「収納率」です。収納率とは、家の床面積に対する収納スペースの割合のことで、「収納スペースの面積÷家の床面積×100」で計算できます。

一般的な収納率はマンションで8〜10%、戸建てで10〜15%といわれています。建売住宅においても、収納率12〜13%を目安に設計するのが一般的です。

例えば、30坪の注文住宅を建てる場合、3〜4.5坪程度の収納スペースが必要な計算となります。畳数で考えると3坪=5〜6帖程度、4.5坪=8〜9帖程度なので、5〜9帖程度の収納スペースを設けるのが目安です。

ただ、この広さはあくまでも一般的な目安に過ぎません。家族構成や収納品の多さ、住宅にかけられる予算額に応じても、理想的な収納の広さは変わってくるでしょう。

注文住宅における収納計画の立て方

注文住宅で利便性の高い収納をつくるには、設計のコツをあらかじめ理解しておくことが大切です。

本章では、収納計画を立てる際に知っておくべき4つのポイントについて解説します。

今ある持ち物と必要な収納量を把握する

まずは必要な収納力を把握するために、現在の持ち物を確認します。家族ごとにリストを作成し、しばらく使用していない物や不要な物は思い切って処分するのも一案です。

持ち物の量を把握できたら、住まい全体の床面積に対する収納率や収納物の種類を踏まえて検討しましょう。一般的な目安とも比較をして、過不足があった場合は持ち物の量をさらに見直すことも大切です。

使用頻度と生活動線に合わせて配置する

収納は、使用場所の近くに設置するのが基本です。収納アイテムを洗い出した後は、必要な大きさの収納をどこに配置するか検討しましょう。最適な大きさ・場所の収納を確保できれば、使い勝手が良く片付けやすい空間が叶います。

家事動線や生活動線を妨げる位置に収納を設けると、家族のストレスにつながることもあるため注意しましょう。

家族構成やライフスタイルの変化を見据えて計画する

荷物の量は家族の人数や成長に伴い増える傾向があるため、家族が増える予定、あるいは小さな子どもがいる家庭は将来を十分に見据えた設計が求められます。

そのほか、収納アイテムは趣味やライフスタイルの変化に伴って変わることもあるため、あらゆる可能性を考慮しながら設計を進めることが大切です。

収納する物に合わせて収納の幅や高さ・奥行きを決める

収納の幅・高さ・奥行きは、収納したい物に合わせて決めることが大切です。大まかな把握のみで設計を進めると、荷物が入りきらずスペースを活用できなくなる恐れがあります。

「収納アイテムが変化しやすい」などの事情で可変性をもたせたい場合は、可動棚の設置を検討するとよいでしょう。

【注文住宅】家事動線がいい間取りにするには?3つのポイントを紹介について詳しくはこちら

快適に暮らすために知っておきたい収納のポイントについて詳しくはこちら

【場所別】収納スペースの間取りアイデア

収納スペースは、単純に広ければよいわけではありません。広すぎると居住スペースが削られるだけでなく使い勝手にも影響するため、場所に合わせて最適な大きさ・種類の収納を設けることが大切です。

どのような収納が適しているかを、リビングやキッチンなどの場所別に見ていきましょう。

リビング

リビング

家族が最も多くの時間を過ごすリビングは、家事用品や掃除用具、子どものおもちゃなど細々としたアイテムが集まる場所です。その割にリビングは収納が少なく、なかなか片付かずにストレスを感じる人も多いのではないでしょうか。

しかし、リビングに収納スペースを増やすほど便利になるかといえばそうではありません。リビングは家族がくつろげるスペースとしての機能が最優先ですが、収納スペースを確保しようとすると、その分居住スペースが圧迫されてしまうからです。

リビングで重要なのは過ごし方をイメージし、動線や使い方を十分に考慮した収納計画を立てることです。例えば、アイロンがけをリビングで行うつもりなら、アイロンやアイロン台などの一式を収納する場所がリビングにあったほうが便利でしょう。小さなお子さまの遊び場をリビングの一角に設けるなら、おもちゃや絵本の収納スペースも近くに設けたいところです。

こうした収納スペースを設けるとき、闇雲にスペースを費やすのではなく、リビングこそデッドスペースを活用できないか考えましょう。1ヶ所あたりの収納容量は小さくなりやすいですが、居住スペースを圧迫しません。

壁面一面を見せる収納にする、リビングの階段下を収納スペースにする、小上がりを設けて下部を収納にするなどの方法が考えられます。一角に1.5階のスキップフロアを設置して、その下のデッドスペースを収納スペースに利用してもよいでしょう。リビングに納戸やクローゼットのような物入れスペースがあると、急な来客時にもすぐしまえて便利です。

キッチン

キッチン

最近では便利なキッチン家電が増えており、キッチンは以前よりも収納場所の確保が難しくなっています。ホームベーカリーや自動調理器、コーヒーメーカー、電気圧力鍋、フードプロセッサーなど、さまざまな調理家電を収納するスペースが必要です。こうした家電類を置いておく場所としておすすめなのが、キッチン横に設置するパントリーです。

パントリーを広めに作れば、食品のストックや普段使わない食器はもちろんのこと、キッチン周りで使用する大きなアイテムを収納できるようになります。リビング収納と同様、急な来客時の片付け用としても重宝するでしょう。

また、玄関とキッチンの間にウォークスルータイプのパントリーを設けておくのもおすすめ。買い物前にストックをチェックし、帰宅後すぐに収納してキッチンに向かうという流れができるので利便性がアップします。

玄関

玄関

玄関に収納を設置する際は、家族全員分の靴が収納できることは前提として、加えて傘やお子さまの外遊び用アイテム、自転車やアウトドア関連のアイテムなどもしまっておけると利便性がアップします。

玄関から土間続きになった大型シューズクロークがあれば、上記のようなアイテムを一括でしまっておくことができて便利でしょう。土間は土汚れにも強いので、外で使ったものでも汚れを気にせずに置いておけます。シューズクロークの入口に引き戸を設置すれば、来客時の目隠しにもなるのでおすすめです。

先ほど紹介したパントリーの応用として、2ヶ所から出入りできるウォークスルータイプのシューズクロークを設置するのも利便性アップに効果的。片方をキッチンとつなげれば、使い勝手のいいパントリーとしても機能するでしょう。

ウォークスルーのシューズクローゼットにハンガーパイプを設置し、簡易的なクローゼットとして使えば、帰宅後にすぐ上着を脱ぐことができます。アウターに付着した花粉などを室内に持ち込まずに済むので、室内環境がより快適になります。

洗面脱衣室

洗面脱衣室の収納で最低限求められるのは、タオルやバスアイテムをしまっておけることです。

最近では、それに加えて家族全員分の下着や部屋着も洗面脱衣室に収納する例が増えています。これらの入浴後に必要なアイテムがそろっていれば、自室からわざわざ持ってくる必要がありません。洗濯後も1ヶ所の収納にまとめてしまっておけるので、各部屋に行く手間も省けます。

さらに、洗面脱衣室に洗濯機や物干しを設置した、洗面脱衣室兼ランドリールームの間取りが最近のトレンドです。「洗う・干す・しまう」という洗濯の全作業をそこで完結できるため、家事効率が格段に向上するのがメリットといえます。隣接してファミリークローゼットを配置すれば、居室の収納まで行く必要もなくなります。

ファミリークローゼット

ファミリークローゼットとは、家族の衣類や小物類をまとめて収納できるクローゼットです。クローゼット内の通り抜けが可能なウォークスルータイプと、一つの出入口から出入りするウォークインタイプに大別されます。

子ども部屋に収納をつくると狭くなる場合に、衣類を集約できるファミリークローゼットを設けて、最適な広さの個室を確保するケースもあります。

ファミリークローゼットは家族で共用できるように、各居室から出入りしやすい位置に設けることがポイントです。ランドリールームに隣接させるなど、動線も意識するとよいでしょう。

屋根裏

片流れ屋根、寄棟屋根、切妻屋根などの角度がついた屋根を採用すると、天井との間に隙間が生まれます。この屋根裏スペースはデッドスペースとなるため、上手に活用すれば大容量の収納スペースを確保できます。

空間の活用方法としておすすめなのが「ロフト」です。建築基準法で「床から天井までの高さが1.4m未満」かつ「広さが直下フロアの1/2以下」のロフトは容積率算出から除外されます。容積率に含まれないため、居住スペースを圧迫することなく別に大容量のスペースを設けられるのです。なお、自治体によっては固定はしごの設置がNGとされるケースもあるため事前に確認しましょう。

場合によっては収納のみならず、ちょっとした書斎やベッドスペースとして使うこともできます。

ロフトと似たような空間として「小屋裏収納」が挙げられます。ロフトは、天井が高い居室の一部分に設けられたフロアを指すのに対し、小屋裏収納は天井裏にできた空間を活用した収納スペースのことです。使用頻度の低いアイテムの収納場所としては便利ですが、天井に隠れて下の階から見えず閉鎖的な空間になるため、居住スペースとしての活用は難しいでしょう。

【注文住宅】ウォークインクローゼットを作る際に気を付けることは?広さの目安も紹介

【注文住宅】ウォークインクローゼットを作る際に気を付けることは?広さの目安も紹介について詳しくはこちら

使い勝手のよい収納実例3選

使い勝手のよい収納がある住まいの建築実例を3つ紹介します。

こだわりのポイントも解説しますので、ご自身の家族構成やライフスタイルと照らし合わせながら、今後の家づくりのヒントを見つけてください。

使う目的に合わせた収納のある住まい

こちらの住まいには、キッチンや玄関などの随所に、使用目的に合わせたアイデア満載の収納スペースが設けられています。

玄関ホール前に設置した大きなファミリークローゼットは、階段や洗面室に直接通り抜けられる設計で、来客時もリビングを通らずに使用が可能です。

収納内の壁紙にもこだわり、機能性とデザイン性を両立した魅力的な収納を実現しています。

使う目的に合わせた収納のある住まいの建築実例を見る

生活感のある物を隠して美しい家を実現した住まい

「空間を上手く使って住みやすい家にしたい」というお客さまのご要望を基に、適材適所の収納スペースを設けた住まいです。

たとえば、リビングのテレビボード裏には、日用品や掃除用具を収納できる空間を設けています。キッチンの背面家具も一面すべてを収納にして、生活感のある物は隠せる空間を実現しました。

玄関から洗面室に通り抜けられる空間にもファミリークロークを設置しており、家族がストレスを感じることなく暮らせる「美しい家」が完成しています。

生活感のある物を隠して美しい家を実現した住まいの建築実例を見る

共有収納を1階にまとめた住まい

共有収納を1階にまとめた住まい

共働きのなかで親子のふれあいと家事を両立できる間取りづくりの一環としてこだわったのが、収納です。玄関とリビングの間には大型収納、各空間には部分収納を設けており、使ったらすぐに片付けられる工夫が凝らされています。

特に注目すべきは、1階に設置した共用の大型収納です。広々としたシューズインクローゼットと、家族の洋服を収納できるファミリークローゼットには、玄関とリビングの両方からアクセスができます。

帰宅した際に上着や制服を掛けてからリビングへ入れるため、室内で服を脱ぎ捨てることがなくなったとのことでした。

共有収納を1階にまとめた住まいの建築実例を見る

注文住宅の収納で失敗や後悔しないためのポイント

注文住宅の収納を検討する際は、収納の広さだけでなく、しまいたい物の大きさや量に合わせて設計を進めることが大切です。

狭すぎると収納スペースが不足する恐れがあり、広すぎるとデッドスペースが生まれたり居住スペースを圧迫したりすることがあるため注意しましょう。

収納の設計に失敗した場合、アイテムが入りきらずに手放さなければいけなくなる可能性もあります。設計士に相談しながら、家族構成やライフスタイルに合った収納計画を立てることが重要です。

場所によって適した収納スペースは異なる!迷ったらトヨタホームに相談してみよう

注文住宅の住みやすさを大きく左右するのが収納スペースです。収納が多いほど多くのものをしまっておけますが、使い勝手が悪いと意味がありません。注文住宅で収納を検討する際は「何をしまう収納なのか」「どういった場面で出し入れするのか」など、収納物や使い方をしっかりイメージしたうえ、場所ごとに使い勝手のいい収納を設置するのがおすすめです。

トヨタホームは注文住宅の豊富な施工実績をもとに、ご要望に応じた収納計画のご提案が可能です。シューズクロークやウォークインクローゼットを設置したり、キッチンパントリーや階段下収納を活用したりして収納力をアップし、住まいを快適かつ美しく保つ方法をご提案します。

すでにある床面積を有効活用するだけでなく、スキップフロアやその下のマルチ収納、ロフト収納など、デッドスペースを活用したプラスαの空間づくりも得意です。

使いやすい収納が充実した、美しく住みやすい注文住宅を建てたいと考える方は、トヨタホームへお気軽にご相談ください。まずはカタログ請求、もしくはお近くの展示場へ直接お越しください。理想の注文住宅づくりを全力でサポートします。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】
https://www.toyotahome.co.jp/s/tenjijo/?ad_cd=hometag
【カタログ請求はこちら】
https://www.toyotahome.co.jp/s/catalog/?ad_cd=hometag

注文住宅の収納に関するよくある質問

収納は多ければ多いほどよいですか?

収納は多ければよいとは限りません。必要以上に収納スペースを増やすと、居住スペースが狭くなったり、奥行きが深すぎて物を取り出しにくくなったりすることがあります。収納量だけではなく、配置や奥行き、出し入れのしやすさまで考えることが重要です。

ウォークインクローゼットをつくるメリットは何ですか?

衣類だけでなく、バッグや季節用品などもまとめて収納しやすいことがメリットです。一方、人が出入りするための通路も必要になるため、限られた面積では通常のクローゼットのほうが収納効率がよい場合もあります。収納する物や使い方に合わせて選びましょう。

キッチンにパントリーは必要ですか?

食品や飲料、調理器具などを多くストックする家庭では、パントリーがあるとキッチンを整理しやすくなります。ただし、広さだけでなく、キッチンからの移動距離や棚の奥行きなども重要です。普段の買い物の量や収納する物をイメージして計画しましょう。

玄関にシューズクロークをつくるメリットは何ですか?

靴だけでなく、ベビーカーや傘、スポーツ用品、アウトドア用品など、屋外で使用する物をまとめて収納できます。玄関に物が出たままになるのを防ぎやすく、すっきりとした空間を保ちやすいこともメリットです。

家事がしやすくなる収納のつくり方はありますか?

家事動線に合わせて収納を配置することがポイントです。例えば、洗濯する場所・干す場所・衣類を収納する場所を近づければ、「洗う・干す・しまう」という一連の作業を短い動線で行いやすくなります。収納単体ではなく、家事動線とセットで間取りを考えましょう。

リビングにも収納は必要ですか?

リビングには、書類や文房具、子どものおもちゃ、掃除用品など、家族が日常的に使う物が集まりやすいため、収納を設けておくと便利です。使う物をすぐしまえる場所に収納することで、生活感を抑え、すっきりとしたリビングを保ちやすくなります。

デッドスペースを収納として活用できますか?

階段下や小屋裏など、間取りによって生まれるスペースを収納として活用できる場合があります。床面積が限られている住宅では、こうした空間を活用することで居住スペースを確保しながら収納量を増やせます。ただし、収納する物や出し入れのしやすさを考えて計画することが大切です。

注文住宅の収納で後悔しないためのポイントは何ですか?

まず現在の持ち物を把握し、「何を・どこで使い・どこにしまうか」を整理しましょう。そのうえで、将来の家族構成や持ち物の変化も考えながら、収納量・配置・奥行き・高さを決めることがポイントです。図面上の広さだけでなく、実際の生活動線をイメージしながら計画しましょう。

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