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2025.08.24

注文住宅で平屋を選ぶ人が急増中!メリット・デメリットを比較して後悔しない家づくりを

注文住宅で平屋を選ぶ人が急増中!メリット・デメリットを比較して後悔しない家づくりを

近年、平屋の注文住宅を建てる人が増えています。平屋は階段がなく上下移動が必要ないため、昔はシニア世代を中心に人気を集めていました。しかしいまは、若い世代や子育て世代にも支持されています。

それは「階段がなく移動が楽」という理由以外に、「家族間でコミュニケーションが取りやすい」「地震の揺れに強い」など、全ての世代にとってメリットが大きいためです。ただしメリットばかりに目を向けてしまうと、建てたあとに「こんなはずじゃなかった…」と後悔することになるかもしれません。

そこでこの記事では、いま注目されている「平屋」の魅力をお伝えしつつ、メリット・デメリットをご紹介します。それぞれを比較したうえで、後悔のない家づくりをしましょう。

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平屋とは?人気が高まる理由

平屋とは、一階建ての住宅のことです。階段がなく、リビングや寝室、浴室、トイレなどがすべてワンフロアに配置され、移動がスムーズで家事動線も短く済むのが特徴です。

かつては全国的に平屋が多く見られましたが、都市部などでは、土地の高騰や人口の増加に伴い、住宅の在り方が変化しました。限られた敷地に多くの家を建てる必要が生じたことや、建ぺい率・容積率といった法規制の影響で、トレンドが二階建て志向に移ったのです。

しかし現代の平屋は、以前のものとは大きく異なります。おしゃれで個性的なデザインが増えただけでなく、耐震性能の向上や省エネ性に優れた構造、採光や通風に配慮した設計など、機能面でも格段に進化しました。

さらに、収納力を高める工夫や、四季を通じて快適に暮らせる断熱・換気性能を備えた住宅も多く見られます。このように、現代の平屋はデザイン性と快適性を兼ね備えており、若い世代をはじめ幅広い層から高い支持を集めています。

平屋の7つのメリット

平屋は「コンパクトな家が欲しい」や「老後のことを考えてバリアフリーの家に住みたい」など、住みやすさを追求する人にとって最適な住まいです。そのうえ近年は平屋の良さが見直されて、シニアだけではなく幅広い世代にメリットがあることが知られるようになりました。そこで、代表的な平屋のメリットを5つご紹介します。

メリット1:生活動線がシンプルかつコンパクト

生活動線とは、家の中で人が行き来する動きを表した線のことです。この生活動線が複雑になっていると動きの無駄が多くなり、日常生活でストレスを感じてしまいます。例えば、洗洗濯機のある場所(一階)と干す場所(二階)が離れていたり、洗面所を二階に配置したことで帰宅後すぐに手洗いができなったり。この生活動線の失敗例は、二階建てでよくあるケースです。

しかし平屋なら、ワンフロアなので上下階の行き来が必要なく、生活動線がコンパクトになるので暮らしやすくなります。階段がないので部屋と部屋の距離も短く、より効率の良い生活動線が作れます。

動線につきまして、詳しくはこちらをご覧ください。

メリット2:家族でお互いの気配を感じやすい

子育て世帯にとって平屋は子どもの気配を感じやすく、コミュニケーションが取りやすいところも大きなメリットです。たとえ別の部屋にいたとしても、部屋と部屋の距離が近いのでお互いの気配を感じやすくなります。小さい子どもがいても、親の目が届くところで遊ばせることができ、階段からの転落事故も防げます。

また、子どもが成長して自分の部屋を持つようになっても、リビング中心の間取りにすれば自然と顔を合わせる機会が増えるでしょう。子どもとのすれ違いを防ぐ効果も平屋のメリットだといえます。

メリット3:地震の揺れや風に強い

建物は高ければ高いほど、地震が起きた際に震動の影響を受けやすくなります。タワーマンションの一階より最上階の方が、揺れが大きくなるのをイメージするとわかりやすいでしょう。その点を踏まえると、二階建てより一階建ての平屋のほうが、地震の振動の影響は少ないといえます。

また平屋は上からの荷重が少ないため、構造が安定しやすく耐震性が上がるのも大きな特徴です。さらに平屋は、二階建てに比べて建物自体が低く面積が広いことで風の影響を受けにくくなります。台風の通り道となる沖縄地方では、寄棟作りの平屋が多いことからも、平屋が風に強いことがわかります。

平屋の耐震性につきまして、詳しくはこちらをご覧ください。

メリット4:屋根の形状に合わせて空間を最大限に活かせる

住宅における天井の高さは、法律で定められています(建築基準法施行令第21条)。これによると、「居室の天井の高さは、2.1m以上でなければならない」とあり、この条件を満たすように設計しければなりません。一般的な天井の高さは2.4〜2.5mといわれているため、これ以上の高さを確保すれば通常より天井の高い開放的な空間になりますが、二階建てだと天井の高さにも限界があります。

その点、平屋だと二階部分がないため自由に天井の高さが設定でき、屋根の形状に合わせて外観デザインの自由度も高まります。空間を最大限活かして、「スキップフロア」「屋根裏」といった遊び心のある間取りを作ることも可能です。部屋が暗いと感じるなら、天井の高い位置に小窓を作って採光することもできます。

メリット5:メンテナンス費用や光熱費が抑えられる

二階建てに比べて、平屋はメンテナンスする面積が少ないため修繕にかかる費用が抑えられます。例えば、修繕費の中でも高額になりやすい外壁修繕費は、一般的な目安として15年に一度に行いますが、二階建てよりも費用が少なく済みます。またワンフロアで完結するため、冷暖房の効率が良いのも嬉しいポイントです。二階建てのように暖かい空気が二階に上がることもないので、一階が寒くなってしまうことも防げます。

メリット6:外との一体感を楽しめる間取りが実現しやすい

平屋は、庭やテラスと室内を段差なくつなぐレイアウトを取り入れやすく、屋内外が一体となった開放的な暮らしを実現できます。たとえば、大きな掃き出し窓を設ければ、視界が広がり外の景色を間近で楽しめます。窓の位置や大きさを工夫すれば、光や風を効率良く取り込み、室内を明るく快適に保つことも可能です。室内から続くようにウッドデッキを設けると、食事や読書などを気軽に満喫できるアウトドアリビングとして活用できます。自然の光や風をすぐそばに感じられる暮らしは、2階建てでは実現しにくい魅力です。

メリット7:将来のリフォーム対応もしやすい

ワンフロア構造の平屋は、間取り変更や増築が比較的容易で、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます。たとえば、子どもが独立した後に間仕切りを外して広々と使ったりするなど、生活の変化に合わせた改修が可能です。構造的にも、設備配管や配線の距離が短くなりやすいので、リフォーム工事のコストを抑えやすくなります。

平屋の7つのデメリット

紹介したメリットだけを見ると、平屋での生活に惹かれる人も多いかもしれません。ただし平屋は「二階部分がない」というメリットが、デメリットになってしまう一面があります。そこで、ここからは平屋のデメリットについて紹介します。

デメリット1:広い敷地が必要で、固定資産税が高くなる

平屋を建てるには、それなりの広さがある敷地が必要です。例えば、延床面積40坪の家を建てたいなら、40坪の土地では足りません。延床面積以上に土地が広くなければ、平屋は建てられないのです。

その点、二階建てなら一階20坪、二階20坪といったように延床面積40坪の家が建てられるので、40坪も土地は必要ないということになります。そのうえ、土地が広ければ広いほど固定資産税が高くなり、基礎部分の多い家屋は「資産価値が高い」とみなされます。平屋を建てる際は、「土地や家屋に合わせて固定資産税が高くなる傾向がある」ということも覚えておきましょう。

デメリット2:建築費用が高くなりやすい

平屋は、同じ延床面積の二階建てに比べて建築費用が高くなります。その理由は、基礎部分の面積が大きく、基礎工事にコストがかかるためです。コストがかかる屋根と基礎部分が二階建ての倍近く必要になるので、その分費用もかさんでしまうのです。

しかし基礎部分が多いというのは、建物の構造が安定していて耐震性に優れているということでもあります。費用はかかりますが、コの字型やロの字型といった間取りも実現可能で自由度が高く、理想を叶えやすいのは平屋住宅のほうだといえるでしょう。

デメリット3:床上浸水で家全体が水浸しになるリスクも

豪雨や河川の氾濫による、床下浸水や床上浸水のリスクは二階建てに比べて高くなります。床上浸水は平屋に限ったことではありませんが、平屋の場合、床上浸水したら家全体が水浸しになってしまいます。上階に逃げる「垂直避難」ができないため、逃げ場所が確保できません。

そのため、水害が起こるかもしれないエリアでの建築は避けた方が望ましいでしょう。平屋を建てる場合は、ハザードマップで浸水しない地域かどうかしっかり確認しましょう。できるだけ高所を選ぶなど、水が家屋に流れ込んでくるリスクを減らす工夫が必要です。

デメリット4:外部から侵入されやすい

平屋の場合、全ての部屋が一階部分にあるため、外部から侵入されやすいといった面もあります。夏の夜、暑いからといって窓を開けて寝るのは不用心なので、避けなければなりません。また庭が外に面している場合、洗濯物をどこに干すべきかという問題も出てきます。平屋を建てる場合は、プライバシーにも配慮しなければ住みにくいと感じる一因になるでしょう。

デメリット5:周辺環境によって日当たりや風通しが悪くなる

周りに住宅が多い土地に平屋を建てる場合、周囲が二階建てばかりだと、日当たりや風通しが悪くなることがあります。平屋は低いので、どうしても周辺の影響を受けやすくなってしまいます。土地によっては、平屋に中庭を作るなどの対策を取ることも必要です。中庭を作ると自然光で部屋が明るくなったり、開放的になったり、風通しがよくなったりします。

また平屋は屋根の面積が広いので、太陽光パネルを搭載する家庭も多いでしょう。しかし建てる場所をしっかり考慮しないと、日が当たらず思うように発電できないことも。太陽光パネルを搭載する場合は、しっかりハウスメーカーに相談して設置する方角や角度にも気をつけましょう。平屋は建物が低い分、パネルの反射で近隣トラブルになるケースもあるので注意が必要です。

デメリット6:プライバシーの確保が難しい場合がある

平屋はすべての部屋が一階にあり、歩行者の視線の高さに近いため、外から室内が見えやすい特徴があります。特に道路沿いや隣家との距離が近い土地では、常にカーテンやブラインドを閉めがちになり、閉塞感や採光不足を感じる場合も少なくありません。快適に暮らすためには、窓の高さや配置を工夫し、塀や植栽による視線対策を講じることが大切です。

デメリット7:建築できる土地が限られることもある

特に都市部では敷地面積が限られ、地価も高額になる傾向があるため、平屋に必要な広さの土地を確保するのは難しくなりがちです。さらに、建ぺい率や容積率、斜線制限、用途地域や高度地区などの法的条件によって、建築可能な範囲が制限される場合もあり、希望する間取りの実現は簡単ではありません。そのため、土地探しの段階で、立地や価格だけでなく、法規制や将来の活用計画も含めた慎重な検討が求められます。

中庭のある平屋に関する屋根・太陽光の活用については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

【注文住宅】中庭のある平屋に暮らしたい!メリットやデメリット、活用方法を紹介

おしゃれな平屋におすすめの屋根タイプは?選び方と屋根材との相性も解説

平屋と二階建て、どっちがいい?違いと向いている人とは?

平屋のメリット・デメリットを確認した結果、「もしかしたら二階建ての方がよいかも」と思った方もいるかもしれません。そこで、平屋と二階建ての違いと向き不向きを表にまとめました。

平屋 二階建て
建築コスト 二階建てと同じ延べ床面積・仕様の場合は、やや割高 平屋と同じ延べ床面積・仕様の場合なら、やや割安
土地の広さ 広い敷地が必要 コンパクトな敷地でも可
家事動線 短く効率的 階段があることで洗濯・掃除の移動が長くなる場合も
採光・通風 工夫次第で改善が可能 二階で日当たりを確保しやすい
防犯・プライバシー 外部からの視線・侵入に注意 二階にプライベート空間を設けやすいが、一階部分は要注意

平屋と二階建て、どちらにもメリットがあります。現在のライフスタイルだけでなく、将来の暮らし方を見据えて判断することが重要です。

平屋が向いている人の特徴

平屋は、階段がなくワンフロアで完結する暮らしができるため、将来的なバリアフリー住宅をお考えの方に向いています。特に、次のような方におすすめです。

小さなお子さまや高齢の家族と一緒に暮らしており、段差の少ない住まいで安心して過ごしたい方

・家事動線を短くし、移動の負担を減らして効率的に家事をこなしたい方

・部屋同士の距離を近くして、家族の気配を感じながら生活したい方

・郊外や地方で広めの土地を確保でき、開放感のあるデザイン住宅や庭を活かした暮らしを実現したい方

二階建てが向いている人の特徴

二階建ては、限られた土地面積で延べ床面積を確保したい方に適しています。特に、次のような方におすすめです。

・大家族で部屋数が必要な方

・生活空間とプライベート空間を上下階で分けて使いたい方

・住宅密集地でも日当たりや風通しを確保したい方

・都市部など、敷地条件が限られる地域で理想の間取りを実現したい方

・同じ延べ床面積でも平屋より建築費を抑えたい方(基礎や屋根の面積が少なくなるため)

平屋の建築費用の相場は?

平屋の建築費用は、工法や仕様によって変動しますが、注文住宅ではおおよそ70万〜120万円/坪が一般的です。たとえば延べ床面積30坪の場合、建築費は約2,100万〜3,600万円が目安になります。

平屋は延べ床面積と建築面積が同じになるため、二階建てよりも広い敷地が必要です。建ぺい率60%の地域で延べ床面積30坪の家を建てるなら、最低でも50坪以上の土地が理想といえます。駐車場や庭を確保したい場合は、さらに広めが安心です。

土地代を含めた総予算は高くなる傾向があるため、資金計画では土地購入費と建築費を合わせた総額で検討することが重要です。

平屋の建築費用を抑えるためのポイント

平屋のコストを抑えるには、次の工夫が効果的です。

・シンプルな形状にする:凹凸の少ない四角い間取りは施工効率が高く、材料の無駄も減らせる

・メリハリをつけた仕様選び:設備や内装は見える部分に重点的に投資し、その他は標準仕様に抑える

・空間を広く見せる工夫:勾配天井や高窓を取り入れて開放感を出す

・土地代を抑える:造成不要の平坦地や郊外の土地も視野に入れる

平屋で快適に暮らすための設計のヒント

平屋はワンフロアで生活が完結するため、設計次第で快適性が大きく変わります。ここでは、平屋で快適に暮らすためのポイントを紹介します。

通風・採光を確保するレイアウトにする

平屋は建物の高さが低いため、周囲に高い建物があると日当たりや風通しが遮られやすくなります。明るく開放的な空間を確保するには、建物外形がL字・ロの字・コの字型などの間取りを採用し、中庭を設ける方法が効果的です。

さらに、吹き抜けや高窓を活用すれば、室内全体に自然光が行き届きます。風通しの面では、風の通り道を意識した窓の配置が重要です。南北や東西に向かい合う位置に窓を設けたり、引き違い窓や縦すべり出し窓を組み合わせたりすることで、効率的に空気を循環させられます。

プライバシーと防犯に配慮した外構・窓設計にする

平屋は一階部分がすべて生活空間になるため、外部からの視線が入りやすく、侵入リスクも高まります。特に道路沿いや人通りの多い場所では、大開口や掃き出し窓の位置を慎重に決めることが大切です。

防犯対策として、防犯ガラスや面格子、センサーライトなどの設備の導入を検討しましょう。さらに、目隠しフェンスや生け垣、植栽を活用することで、外からの視線を遮りながらデザイン性も高められます。外構と窓設計の工夫により、防犯性と快適性を両立できるので、施工会社と相談しながら進めましょう。

空間を立体的に使う収納・天井設計にする

平屋はワンフロアのため、床面積に限りがあります。そこで重要なのが、立体的な空間利用です。たとえば、小屋裏収納やロフトを活用すれば、居住空間を圧迫せずに収納力を確保できます。さらに、勾配天井や高天井を採用すれば、コンパクトな間取りでも視覚的な広がりを感じられます。

加えて、ファミリークローゼットや玄関収納を配置して生活動線をすっきりと整えることも重要です。物の置き場所をあらかじめ決めておけば、家族全員がスムーズに片付けられる住まいになります。

外とつながる暮らしを楽しめる間取りにする

平屋は庭や外空間との距離が近く、屋内外をつなげやすいのが魅力です。ウッドデッキや中庭を設ければ「家の中にいながら外の自然を感じる」間取りが実現します。食事や読書、子どもの遊び場など、庭を生活の延長として上手に活用できれば、暮らしに潤いを与えられます。また、テラスや長い庇の軒下空間は、日除けや雨よけとして実用的です。天候に左右されずに快適な屋外時間を過ごせるので、導入を検討するのもよいでしょう。

平屋に強い建築会社を選ぶようにする

平屋を建てるときは、施工実績が豊富な建築会社を選ぶことが大切です。敷地の形状や日当たり条件に合わせて最適な提案ができるかどうかが、住み心地を左右します。

また、構造や設計の自由度が低いメーカーでは、高天井や大空間、大開口といった希望が叶わないこともあります。平屋の設計ノウハウを持つ会社なら、理想の間取りを実現しながら、耐震性、断熱性・気密性に優れた住まいの提案が可能です。

展示場や施工事例を見比べながら、自分たちの理想を形にできるパートナーを見つけましょう。

独自の工法で住まいに広さをプラス!「平屋」のトレンドをトヨタホームで叶えよう

トヨタホームの平屋は、独自の工法でより広い住空間を実現できます。これまで培ってきた技術や知恵を応用し、独自工法によって空間の有効活用や心地よい空気環境、いざというときの備えなど、多彩な工夫を凝らしています。例えば吹き抜けに加えて、「スキップフロア+収納」空間も確保できるなど、間取りの自由度も高いのが特徴です。トレンドを取り入れた平屋を建てたい方は、まずはトヨタホームの展示場にお越しください。

トヨタホームの平屋の建築実例と間取りはこちら

【全国のトヨタホーム展示場を探す】

https://www.toyotahome.co.jp/s/tenjijo/?ad_cd=hometag

【カタログ請求はこちら】

https://www.toyotahome.co.jp/s/catalog/?ad_cd=hometag

平屋のメリットに関するよくある質問

平屋が人気の理由は何ですか?

平屋の注文住宅が人気の理由は以下の通りです。

1.老後も安心して暮らせる設計: 階段がないため、小さな子供や高齢者でも安全に生活することができます。また、将来的に介護が必要になった場合でも、リフォームの手間や費用を抑えることができます。

2.家族同士の繋がり: 一階建ての家は、二階建ての家に比べて家族との距離が近い設計にしやすく、顔を合わせる機会が多くなります。子どもが2階にこもりきりになることもなく、家族がリビングで会話を楽しむことができます。

3.敷地全体を有効活用: 平屋は敷地全体を有効に活用することができます。中庭など有効に取り入れれば、家全体を通して自然光を取り入れることができます。

ライフスタイルや将来の生活設計に合わせて、平屋の注文住宅を選ぶ人が多いです。

平屋と2階建てだとどちらがいいですか?

お客様のライフスタイルや家族構成、予算、土地の広さなどによって異なります。

平屋はバリアフリーであるため、高齢者や小さな子供がいる家庭には適しています。また、同じ延べ床面積の場合は平屋だと階段や2階トイレなどのスペースが不要のため、リビングや寝室などの生活空間が広く取ることができ、開放感のある生活が叶えられます。

一方、2階建ては各階で用途を分け、2階に部屋数を多めに取ることができるので、大家族や将来的に家族が増える可能性がある方には適しています。予算面では、一般的に平屋の方が建築費用は高くなる傾向があります。どちらが良いか、お客様のニーズによりますので、具体的な要望を相談すると良いでしょう。

新築の平屋にかかる建築費用はどのくらいですか?

全国の平均でいうと、住宅面積は118.5㎡(35.7坪)、建設費は3932.1万円です。坪単価にすると、約110万円になります。

参照:住宅金融支援機構 2024年度フラット35利用者調査

仮に30坪の平屋を建てるなら、3,210くらいが費用の目安です。

しかし、上記のデメリットで出たように、コストがかかる屋根と基礎部分が大きい平屋はこの相場よりも高くなる可能性があります。また、土地購入が必要な場合は、土地代も別途必要になるので気を付けましょう。詳細な費用は、建築会社に相談し、見積もりを取ることをおすすめします。

L字型の平屋のデメリットは?

L字型の平屋のデメリットとしては以下のような点が挙げられます。

1.間取りの制約: L字型の平屋は、その形状からくる間取りの制約があります。特に、部屋の配置や通路の流れに工夫が必要となります。

2.光の取り込み: L字型の平屋は、建物の形状により光の取り込みが難しい場合があります。特に、L字の内側に位置する部屋は、窓からの自然光が少なくなる可能性があります。

これらのデメリットを解消するためには、設計段階での工夫や、適切な材料選択、窓の配置などが重要となります。

大都市周辺で平屋が少ない理由は何ですか?

住宅には建ぺい率が規定されており、平屋は二階建てよりも広い敷地を必要とします。人口の密集する大都市周辺では土地が高騰し、広い敷地を確保することが難しいため、比較的平屋が少ない傾向があります。

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