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2025.11.01

注文住宅の相場は約3,900万円!?建築費用の内訳や建築コストを抑える方法も伝授

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「注文住宅を建てたいけれど、みんなどのくらいの金額で建てているのかな?」と相場が気になる人も多いのではないでしょうか?結論からいうと、注文住宅の建築費相場は全国平均で約3,900万円ほどです。ただしこれは、住宅の建築費のみです。土地も一緒に購入するとなると、さらに高額な購入費用になります。注文住宅では自分たちの理想を詰め込み過ぎて、どうしても建築費が高額になる傾向があります。そのため、注文住宅にかかる建築費の内訳をしっかり把握し、同時に建築コストを抑える方法も理解しておくことで予算オーバーを回避できるでしょう。

注文住宅の建築費の相場は全国平均で約3,900万円!

 

早速、注文住宅の相場について見ていきましょう。住宅金融支援機構「2024年度 フラット35利用者調査」によると、注文住宅(※)の建築費と土地付注文住宅(※)の建築費および土地取得費の相場は次のとおりです。

※注文住宅:建物代のみ融資を受けた世帯

※土地付き注文住宅:土地代と建物代の両方の融資を受けた世帯

 

<2024年注文住宅の所要資金>

全国平均:3,936万円 住宅面積:122.6㎡(約37.1坪)

首都圏:4,230万円 住宅面積:121.8㎡(約36.8坪)

近畿圏:4,212万円 住宅面積:125.4㎡(約37.9坪)

東海圏:3,928万円 住宅面積:126.0㎡(約38.1坪)

その他の地域:3,671万円 住宅面積:122.9㎡(約37.2坪)

 

<2024年土地付注文住宅の所要資金>

全国平均:5,007万円 住宅面積:113.4㎡(約34.3坪)

首都圏:5,711万円 住宅面積:108.9㎡(約33.0坪)

近畿圏:5,358万円 住宅面積:112.3㎡(約34.0坪)

東海圏:4,854万円 住宅面積:115.2㎡(約34.8坪)

その他の地域:4,373万円 住宅面積:113.8㎡(約34.4坪)

 

2024年度もこれまでと同様に、首都圏の建築費は全国平均より高い傾向が続いています。

また、土地付注文住宅の住宅面積は全国平均より小さいことも特徴的です。特に土地代が高い首都圏では、土地付注文住宅の平均資金額が全国より約704万円高い結果となりました。

これは、資材価格や人件費の上昇に加えて、都心部の地価上昇が影響していると考えられます。参考として、もう一つの調査結果も見てみましょう。

土地を購入して注文住宅を新築した世帯の平均購入資金は5,715万円、建て替え世帯では平均4,698万円 でした。さらに、自己資金比率の平均は30.9%、金額にすると平均1,768万円を自己資金として投入しています。

このことからも、土地を購入して注文住宅を建てる世帯では、総額の約3割を自己資金で負担し、残りを住宅ローンで借り入れるケースが一般的であることが分かります。年々上昇する建築コストを踏まえ、自己資金を厚めに準備する傾向がより顕著になっています。

【参考URL】

住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」

国土交通省「令和4年度 住宅市場動向調査報告書」

※注文住宅の建築費の相場に関する情報は、2025年11月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。

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注文住宅の内訳とは?建築費用を知ろう

それでは、注文住宅を建築する場合、どんな項目が建築費用に含まれているのでしょうか。注文住宅の建築にかかる費用は大きく3つに分類されます。建物本体工事にかかる「本体工事費」、建物本体工事以外に必要な「付帯工事費」、主に手続きなどにかかる「諸費用」です。その内訳についても確認しておきましょう。

本体工事費用

本体工事費とは、基礎や柱、梁といった構造部分や内外装、設備など建物本体にかかる費用のことです。主に以下のような工事が含まれます。

・仮設工事

・基礎工事

・木工事

・屋根・板金工事

・外装工事

・内装工事

・ガラスサッシ工事

・タイル・左官工事

・断熱・気密工事

・木製建具工事

・金物工事

・電気・水道工事

・配管工事

・空調工事

・防腐/防蟻処理工事

・住宅機器/設備の設置工事

・内装仕上げ工事

・設計料

本体工事費は、総予算費用の70%以上が相場といわれています。たとえば、総予算費用が4,000万円であれば2,800万円以上が本体工事費です。ただし、どこまでの工事費を本体工事費に含めるかは、ハウスメーカーによって異なります。上記に記載した本体工事費が標準仕様である会社と、オプション仕様として本体工事費には含めない会社もあります。注文住宅を建築する場合は、どんな工事が本体工事費に含まれているのかを把握することで、相場感を掴みやすくなります。

付帯工事費用

付帯工事費とは、前述した本体工事費以外に必要な工事費用のことです。付帯工事費は、総費用の20〜25%ほどが相場といわれ、総予算費用が4,000万円の場合だと800万〜1,000万円ほどとなります。主に、以下のような工事が付帯工事費に含まれているケースが多いでしょう。

・地盤調査/改良工事
・解体/伐採工事
・水道/ガスの引き込み工事
・敷設工事
・外構工事
・造園工事
・屋外電気工事
・特殊設備工事
・空調設備工事
・照明器具工事
・カーテン工事
・設計料

諸費用

諸費用とは、土地代や注文住宅の建築費用以外に支払いが必要な付随コストのことです。諸費用は建築費用の10〜20%が相場といわれていて、建築費用が4,000万円だったら400万〜800万円ほどが諸費用になる計算です。諸費用は、主に次のような費用が含まれます。
・土地購入時の仲介手数料
・建物の登記費用(登録免許税)
・印紙代
・つなぎ融資費用
・保証料など住宅ローン関連の手数料など
・火災保険料
・固定資産税/都市計画税、不動産取得税といった税金
・地鎮祭 /上棟式費用
・その他費用(引っ越し費用、家具家電購入費用、近隣への挨拶費用など)

※注文住宅の内訳に関する情報は、2024年4月時点の情報ですので、詳しくはお近くのトヨタホーム展示場スタッフにお問い合わせ下さい。

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建築する注文住宅が相場より高い?少しでも建築コストを抑えたいときの対処方法

あれもこれもと自分たちの想いのままに希望を詰め込むと、見積もりを見て驚いたり、相場よりもオーバーしたりするケースもあるかもしれません。少しでも建築コストを抑えたい人向けに、対処方法をご紹介します。

延べ床面積をミニマムにする

延べ床面積とは、建物各階の床面積の合計のことです。一般的に、延床面積が大きいほど建築費は高くなります。そのため、この延床面積を必要最小限に抑えることで建築費のコストダウンが可能です。「延床面積を減らしたいけれど、部屋数が足りない」という場合は、ロフトを設けてみるのも一案です。ロフトなら小さな子どもの遊び場や書斎、趣味のスペースとしても活用でき、建設費は割安になるでしょう。

凸凹が少ない外観にする

建築コストを抑える際に、有効な方法が「建物の凸凹を少なくする」というものです。いわゆる1階と2階がほぼ同じ造りの「総2階建て」が、最も建築費を抑えられます。箱型、四角い家、キューブ型ともいわれている形状です。1階と2階の延べ床面積を同じにすると、壁や建材、さらに基礎工事の費用が抑えられるので、総建築費用のコストダウンにつながります。さらに、正方形に近い総2階建ては構造上安定するため、耐震性も高くなります。

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トヨタホームは、トヨタグループの技術力と長期保証を実現する住まいを提供しています。トヨタホームと言えば「鉄骨ラーメンユニット工法」が主ではありますが、実はハイクオリティの「木造軸組工法」もご提案しています。大地震の揺れに耐える、強固な「トヨタホーム・メタルジョイント工法」を採用し、従来の木造軸組工法に比べて高い接合強度で、従来工法の弱点を克服しました。さらに空間設計の自由度が高く、お子さまの成長に合わせた可変性のある間取りを取り入れることも可能で、理想の住まいづくりが実現するでしょう。

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注文住宅の相場に関するよくある質問

地域別の注文住宅の費用相場はどれくらいですか?

地域別では以下のような傾向があります。

首都圏:4,230万円(全国より約300万円高い)

近畿圏:4,212万円

東海圏:3,928万円

その他の地域:3,671万円

地価の高い都市圏ほど費用が上がる傾向にあり、

特に首都圏の土地付き注文住宅は平均5,700万円超と高水準です。

注文住宅の坪単価の目安はどのくらい?

2024年度の全国平均住宅面積(約122㎡=約37坪)から算出すると、

坪単価はおおよそ105万円前後となります。ただし、延床面積が広くなるほど1坪あたりの単価は下がる傾向にあり、高気密・高断熱やデザイン性を重視すると単価は上昇します。

注文住宅の費用はどんな内訳になっていますか?

平均3,900万円の内訳は以下のような割合が目安です。

・建物本体工事費:約65%(約2,500万円前後)

・付帯工事費:約20%(約700万円前後)

・諸費用(登記・引っ越しなど):約10〜15%(約400〜600万円)

なお、地盤改良や外構工事、カーテン・照明などを含めると、見積もりより100〜300万円ほど増えるケースが多いです。

注文住宅の価格は今後どうなりますか?

2024年度は前年より+73万円の上昇。ウッドショック以降の建材価格高騰に加え、人件費上昇・断熱性能義務化(省エネ基準)なども影響しています。今後も緩やかな上昇傾向が続くと見られ、早めの計画・契約が有利です。

注文住宅を安く建てるコツはありますか?

・形状をシンプルに(凹凸を減らす)

・設備グレードを部分的に調整

・水まわりを集中配置して配管コストを削減

・地元工務店や設計事務所で見積り比較

・早期契約による価格変動リスクの回避

これらを組み合わせると、数百万円の差が出ることもあります。

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【記事監修者】IFPコンフォート代表 ファイナンシャル・プランナー(一級FP技能士・CFP®)岩永真理 【その他保有資格】 住宅ローンアドバイザー、スカラシップ・アドバイザー、ロングステイ・アドバイザーなど 大手金融機関に入行後、証券・信託業務に10年以上従事。2010年よりファイナンシャル・プランナーとしての活動を開始。独立後は、相談(個人・法人社員向け)、マネーセミナー(行政・学校・法人社員向け)、執筆・監修を行う。 お金まわり(金融・税金・年金など)のわかりにくいことをわかりやすく伝えるように努めている。 HP: http://www.iwanaga-mari-fp.jp

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