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2025.11.08

こだわるなら注文住宅?スピード重視なら建売住宅?両者の違いを分かりやすく解説!

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マイホームに新築の戸建住宅を検討する際、「注文住宅と建売住宅、どちらを選ぶべきか」で迷いがちです。両者にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、どちらが自分たち家族に合っているのかを見極めないと、家づくりを後悔することにもなりかねません。そこで今回は、注文住宅と建売住宅の違いに注目しつつ、それぞれどんな人に向いているのかを解説します。理想のマイホームを手に入れるために、ぜひ本記事を役立ててください。

注文住宅と建売住宅の違いは?

はじめに、注文住宅と建売住宅の違いをざっくりと把握しておきましょう。

  注文住宅 建売住宅
定義 注文してから建築する家 建築してから販売される家
特徴 ・外観や間取りなどを購入者が決める

・フルオーダーとセミオーダーの2種類がある

・土地と建物のセット販売

・完成しているので即入居できる

注文住宅=自由設計・高コスト・時間がかかるが理想が実現できる。

建売住宅=完成済み・即入居可能・コスト抑制がしやすい。

注文住宅と建売住宅には、それぞれ異なる魅力と特徴があります。理想を追求できるのが注文住宅、手軽にマイホームを実現できるのが建売住宅です。

注文住宅のメリット・デメリット

ここでは注文住宅のメリット・デメリットを紹介します。

注文住宅のメリット

注文住宅の最大のメリットは、自由度の高さといえるでしょう。外観・間取り・内装・設備など、すべてを自分たちが選ぶので、理想の住まいが実現しやすいのが特徴です。また、土地の形状を生かした家づくりができるという点も見逃せません。例えば、三角形や台形などの不整形地や狭小地なども有効に活用できます。

注文住宅のデメリット

費用が高額になりがちなことや、入居までに時間がかかることです。注文住宅ではすべてが自由に決められるだけに、こだわりが強いほど建築費用がかさみます。また、注文住宅では土地探しに始まり施工会社選び、プラン決めなど、やるべきことがたくさんあります。入居できるまでに長い期間を要することに注意したいところです。実際、検討から入居までに2~3年かかるケースも珍しくありません。

なお、注文住宅にはフルオーダーとセミオーダーの2種類があります。フルオーダーはイチから自分たちで選んでいくタイプ、セミオーダーはハウスメーカーが提案するデザインや間取り、設備などのパターンを組み合わせていくタイプです。フルオーダーに比べて自由度は低くなるものの、費用が抑えられたり、プロの設計士が考えた間取りのため、間取り上の失敗が起きづらいというメリットがあります。

建売住宅のメリット・デメリット

ここでは建売住宅のメリット・デメリットを紹介します。

建売住宅のメリット

注文住宅に比べて安く購入できることです。土地とセットで販売されるので住宅ローンの手続きが一度で済み、資金計画が立てやすいというメリットもあります。多くは完成後に販売が開始されるため、実物を見て納得してから購入できます。購入後はすぐに入居できるので、結婚や子どもの入園・入学などの事情により転居を急いでいる人にもおすすめです。

建売住宅のデメリット

建売住宅は材料を大量に調達して、同じような家を同時に建てることでコストを抑えているため、似たような外観の家になり、オリジナリティは期待できません。すでに建物が建っているため、土地の状態や建築過程を確認できないこともデメリットといえるでしょう。建売住宅の購入では、ハウスメーカーや不動産会社を選ぶチカラが試されるかもしれません。

建売住宅と分譲住宅との違い

建売住宅と分譲住宅はどちらも土地と建物をセットにして販売する住宅ですが、もともとの土地の広さが違います。建売住宅は一つの土地に一つの建物を建てて販売するのに対し、分譲住宅では広い土地を仕入れて区画整理をしたうえで建築・販売が行われます。街づくり計画をもとに開発が行われるため、統一感のある整然とした街並みに仕上がるのが特徴です。

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注文住宅と建売住宅、それぞれの購入費用の平均はどのくらい?

家づくりでもっとも気になるのが費用面です。住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」によると、住宅取得費の平均は以下のとおりです。「注文住宅」は建設費、「建売住宅」は購入価額、「土地付注文住宅」は建設費と土地取得費の合計を表します。

  注文住宅 建売住宅 土地付注文住宅
全国 3,936万円 3,826万円 5,007万円
首都圏 4,230万円 4,324万円 5,711万円
近畿圏 4,212万円 3,836万円 5,358万円
東海圏 3,928万円 3,292万円 4,854万円
その他の地域 3,671万円 3,067万円 4,373万円

全国の建売住宅と土地付注文住宅とでは、1,181万円ほどの差があることがわかりました。土地代が高い首都圏では、プラスで1,400万円の開きがあります。住宅取得費は近年、全国的に上昇傾向が続いており、建材価格や人件費の高騰がその主な要因です。今後も資材価格の上昇や人手不足の影響により、住宅価格はさらに上昇する可能性が高いと考えられます。

参考URL:2024年度フラット35利用者調査|住宅金融支援機構

なお、注文住宅にかかる費用につきまして、詳しくはこちらをご覧ください。

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注文住宅と建売住宅、こんな人におすすめ

注文住宅と建売住宅の特徴がわかったところで、自分はどちらを選ぶべきかが何となく見えてきたのではないでしょうか。ここでは、注文住宅と建売住宅、それぞれがどんな人に向いているのかを解説します。

注文住宅がおすすめの人

注文住宅が向いているのは、次のような人です。

・唯一無二の家を作りたい人

・細かい打ち合わせや決め事が苦にならない人

世界にたった一つのオリジナルの家、細部にまでこだわった自分だけの家は、注文住宅でなければ実現できません。開放感のある平屋住宅や海外リゾートにあるようなおしゃれな家なども、注文住宅なら思いどおりに建てられます。またガレージハウスやドッグランのある家など、ライフスタイルに合わせた家づくりも可能です。

注文住宅はすべてが自由になる反面、家族でしっかり話し合って一つ一つを決めていくという労力がかかります。ハウスメーカーとの打ち合わせ回数も多くなり、かなりの手間と時間を要します。そういったことが苦にならず、とにかく理想どおりの家を作りたいという人には、フルオーダーの注文住宅がおすすめです。あまり手間はかけたくないが建売住宅では気に入ったものが見つからないという場合は、セミオーダーの注文住宅を検討するのも一つの方法です。

併せて、失敗しない注文住宅づくりのポイントにつきましてもご覧ください。

建売住宅がおすすめの人

次のような人には、建売住宅がおすすめです。

・なるべく早く入居したい人

・費用を比較的安く、新築のマイホームを手に入れたい人

「子どもの小学校入学に合わせたい」など具体的な入居希望時期が決まっている人は、建売住宅を選ぶとよいでしょう。すでに完成している、あるいは完成時期がはっきりしているため、希望する時期に入居できる可能性が高いです。物件価格が決まっているので資金計画が立てやすく、ローン審査の手続きなども早く進められます。ハウスメーカーや不動産会社との打ち合わせも少ないため、手間や時間をかけたくない人にもおすすめです。

またデザインや設備にそれほどこだわりがなく、とにかく予算重視という人も建売住宅向きです。建売住宅は万人受けしやすいデザインや間取りで建てられています。設備や内装なども平均的なグレードのものを採用しているため、好みを問いません。将来的に売却を考えているとしたら、買い手がつきやすい建売住宅が無難といえます。

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家づくりで後悔しないために!住宅のことならまずはトヨタホームに相談しよう

注文住宅と建売住宅とでは、実際に住み始めるまでの流れが大きく異なります。特徴やメリット・デメリットはわかったけど、どちらを選ぶべきか決めかねているという場合は、ハウスメーカーに相談してみてはいかがでしょうか。大切な家づくりで後悔しないためにも、実績多数のハウスメーカーに相談することが大切です。

トヨタホームでは建売住宅から注文住宅まで、あらゆる住宅の購入をサポートしています。全国に展示場があり、モデルハウスを見ながら気軽に相談できるので、お悩みが早く解決できるかもしれません。まずはお近くの展示場へ足を運んでみてください。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】

https://www.toyotahome.co.jp/s/tenjijo/?ad_cd=hometag

【カタログ請求はこちら】

https://www.toyotahome.co.jp/s/catalog/?ad_cd=hometag

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注文住宅と建売住宅に関するよくある質問

建売住宅と注文住宅ではどちらが安いですか?

全国平均では、建売住宅のほうが約100万円ほど安い傾向があります。

住宅金融支援機構「2024年度 フラット35利用者調査」によると、

・注文住宅(建物のみ):3,936万円

・建売住宅:3,826万円

とされています。ただし、建売住宅は土地込みの価格である場合が多く、土地を別に購入する注文住宅とは費用構造が異なる点に注意が必要です。

建売住宅と注文住宅の入居までの期間はどれくらい違いますか?

建売住宅は完成済みであれば即入居可能ですが、注文住宅は打ち合わせや設計を含めて6〜12か月程度かかります。「早く入居したい」「仮住まいを避けたい」場合は建売住宅が現実的です。一方、「自分たちのこだわりを反映させたい」場合は注文住宅のほうが適しています。

自分にはどちらが向いているかわからない場合は?

次のような基準で考えると判断しやすくなります。

  • 建売住宅

・早く新居に住みたい

・予算を抑えたい

・設備やデザインにこだわりすぎない人

  • 注文住宅

・理想の間取りを実現したい

・家族構成や将来設計を重視したい

・素材・性能にこだわりたい人

どちらが良い・悪いではなく、“自分たちの暮らしに合うかどうか”が選択のポイントです。

 

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【記事監修者】IFPコンフォート代表 ファイナンシャル・プランナー(一級FP技能士・CFP®)岩永真理 【その他保有資格】 住宅ローンアドバイザー、スカラシップ・アドバイザー、ロングステイ・アドバイザーなど 大手金融機関に入行後、証券・信託業務に10年以上従事。2010年よりファイナンシャル・プランナーとしての活動を開始。独立後は、相談(個人・法人社員向け)、マネーセミナー(行政・学校・法人社員向け)、執筆・監修を行う。 お金まわり(金融・税金・年金など)のわかりにくいことをわかりやすく伝えるように努めている。 HP: http://www.iwanaga-mari-fp.jp

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