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更新日:2026.07.19

建売住宅と注文住宅の違いは?メリット・デメリットやおすすめな方を比較

マイホームに新築の戸建住宅を検討する際、「注文住宅と建売住宅、どちらを選ぶべきか」で迷いがちです。両者にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、どちらが自分たち家族に合っているのかを見極めないと、家づくりを後悔することにもなりかねません。そこで今回は、注文住宅と建売住宅の違いに注目しつつ、それぞれどんな人に向いているのかを解説します。理想のマイホームを手に入れるために、ぜひ本記事を役立ててください。

<本記事はこんな人におすすめ>

・我が家にはどちらが最適?マイホーム購入において、建売住宅か注文住宅かで判断に悩んでいる方

・それぞれのメリットは?注文住宅と建売住宅のメリット・デメリットを知りたい方

・建売住宅と注文住宅の費用はどれくらい異なる?それぞれの予算を知り、無理のない価格でマイホームを実現したい方

<本記事でわかること>

・注文住宅は、高い自由度と土地活用の幅の広さが大きな魅力

・建売住宅は資金計画の立てやすさが魅力だが、購入後の満足度を高めるには住宅会社選びがカギ

・注文か建売かを検討する際は、費用感や住宅購入において重視したい点を軸に判断するのがポイント

注文住宅と建売住宅の違い

注文住宅と建売住宅の違いは、単に「これから建てる家か、すでにある家を買うのか」という点だけではありません。設計の自由度や費用、入居までの流れ、資金計画など、視点ごとにさまざまな違いがあります。

注文住宅 建売住宅
定義 注文してから建築する家 建築してから販売される家
設計・間取りの自由度 工法やデザイン、間取り、設備に至るまで自由度が高い デザインや間取りが決まっており、自由度はやや低い
イメージのしやすさ 仕上がりをイメージしにくい 内見が可能で、入居後のイメージがつきやすい
費用感 高額になりやすい 注文住宅よりもコストを抑えやすい
プロセス 土地探し、建築会社選び、間取り・インテリア打ち合わせ、売買契約、工事請負契約、住宅ローン契約など 内見、住宅ローン契約、売買契約など
入居期間 契約から6〜12か月程度 即入居可能な物件も
契約内容 「売買契約」「工事請負契約」などを結ぶ

※必要に応じてローン契約

「売買契約」のみ

※必要に応じてローン契約

資金計画 工事費用の分割支払いや諸費用の支払いなどがあり複雑 基本的に土地・建物等すべて込みの金額を一括で請求されるため、資金計画が立てやすい

上記をもとに、注文住宅と建売住宅それぞれの魅力をまとめました。

●注文住宅:コスト・時間がかかるが、設計自由度が高く理想を実現できる

●建売住宅:完成済み・即入居可能で、コストを抑えやすい

注文住宅はコストと時間がかかりやすい分、家族の希望を取り入れた理想の家を実現しやすいことが大きな魅力です。ただし、納得のいく住宅を手に入れるためには、間取り設計や住宅会社選びなどがカギとなります。一方、建売住宅は住宅購入の手続きや資金計画のしやすさが魅力です。

注文住宅では、着工金や中間金など、費用を複数回に分けて支払うのが一般的です。建売住宅のような「引渡時に一括」という支払方法ではないため、住宅の種類を検討する段階で、余裕のある資金計画を立てましょう。

注文住宅と建売住宅には、それぞれ異なる魅力と特徴があります。理想を追求できるのが注文住宅、手軽にマイホームを実現できるのが建売住宅です。

注文住宅とは?建売住宅との違いは?価格の相場や流れも分かりやすく解説についてはこちら

建売住宅と注文住宅の価格差

家づくりでもっとも気になるのが費用面です。住宅金融支援機構「2024年度フラット35利用者調査」によると、住宅取得費の平均は以下のとおりです。「注文住宅」は建設費、「建売住宅」は購入価額、「土地付注文住宅」は建設費と土地取得費の合計を表します。

  注文住宅 建売住宅 土地付注文住宅
全国 3,936万円 3,826万円 5,007万円
首都圏 4,230万円 4,324万円 5,711万円
近畿圏 4,212万円 3,836万円 5,358万円
東海圏 3,928万円 3,292万円 4,854万円
その他の地域 3,671万円 3,067万円 4,373万円

参考:2024年度フラット35利用者調査|住宅金融支援機構 

全国の建売住宅と土地付注文住宅とでは、1,181万円ほどの差があることがわかりました。土地代が高い首都圏では、プラスで1,400万円の開きがあります。住宅取得費は近年、全国的に上昇傾向が続いており、建材価格や人件費の高騰がその主な要因です。

今後も資材価格の上昇や人手不足の影響により、住宅価格はさらに上昇する可能性が高いと考えられます。

注文住宅の費用内訳を知りたい!総費用の平均額や各費用の目安も押さえておこうについて詳しくはこちら

注文住宅の相場は約3,900万円!?建築費用の内訳や建築コストを抑える方法も伝授について詳しくはこちら

建売住宅と注文住宅の割合

「2024年度 フラット35利用者調査」に基づく、2024年度の融資区分(建て方)の件数・割合は以下のとおりです。

件数 割合
建売住宅 6,364件 23.1%
注文住宅 3,272件 11.9%
土地付注文住宅 6,330件 23.0%

参考:2024年度フラット35利用者調査|住宅金融支援機構 

一見、建売住宅が多くを占めていますが、注文住宅と土地付注文住宅を合わせると全体の3割以上に上ります。

土地付注文住宅とは、建築条件付きの土地を購入して建てる住宅のことです。「一定期間内に、指定の住宅会社で建てること」という条件があるものの、土地代が比較的安く設定されていたり、手続きを一本化できたりするなどのメリットがあります。

そのため「注文住宅を建てたいけど、予算や手間もできるだけ抑えたい」という家族に人気です。

上記のとおり、建売住宅と注文住宅はどちらも高い割合を占めています。一般的な傾向よりも「各家庭に合った住宅を手に入れられるか」という点に注目することが大切です。

注文住宅のメリット・デメリット

ここでは注文住宅のメリット・デメリットを紹介します。

注文住宅のメリット

注文住宅の最大のメリットは、自由度の高さといえるでしょう。外観・間取り・内装・設備など、すべてを自分たちが選ぶので、理想の住まいが実現しやすいのが特徴です。

また、土地の形状をかした家づくりができるという点も見逃せません。たとえば、三角形や台形などの不整形地や狭小地なども有効に活用できます。

失敗しない注文住宅づくり!よくある後悔事例からやっておくべきポイントを紹介について詳しくはこちら

注文住宅のデメリット

注文住宅のデメリットは、費用が高額になりがちなことや、入居までに時間がかかることです。注文住宅ではすべてが自由に決められるだけに、こだわりが強いほど建築費用がかさみます。また、注文住宅では土地探しに始まり施工会社選び、プラン決めなど、やるべきことがたくさんあります。入居できるまでに長い期間を要することに注意したいところです。実際、検討から入居までに2~3年かかるケースも珍しくありません。

なお、注文住宅にはフルオーダーとセミオーダーの2種類があります。フルオーダーはイチから自分たちで選んでいくタイプ、セミオーダーはハウスメーカーが提案するデザインや間取り、設備などのパターンを組み合わせていくタイプです。フルオーダーに比べて自由度は低くなるものの、費用が抑えられたり、プロの設計士が考えた間取りのため、間取り上の失敗が起きづらいというメリットがあります。

【注文住宅】完成するまでどのくらい期間がかかる?流れも合わせて解説について詳しくはこちら

建売住宅のメリット・デメリット

ここでは建売住宅のメリット・デメリットを紹介します。

建売住宅のメリット

注文住宅に比べて安く購入できることです。土地とセットで販売されるので住宅ローンの手続きが一度で済み、資金計画が立てやすいというメリットもあります。多くは完成後に販売が開始されるため、実物を見て納得してから購入できます。購入後はすぐに入居できるので、結婚や子どもの入園・入学などの事情により転居を急いでいる方にもおすすめです。

建売住宅のデメリット

建売住宅は材料を大量に調達して、同じような家を同時に建てることでコストを抑えているケースも多くあります。その場合、似たような外観の家が並ぶことも多く、オリジナリティを求める方は不満に感じる可もしれません。また、すでに建物が建っているため、土地の状態や建築過程を確認できないこともデメリットといえるでしょう。

注文住宅を扱っている会社の場合でも、注文住宅と構造・工法や仕様が異なる場合もあるため、注意が必要です。

建売住宅と分譲住宅との違い

建売住宅と分譲住宅はどちらも土地と建物をセットにして販売する住宅ですが、もともとの土地の広さが異なります

建売住宅は一つの土地に一つの建物を建てて販売するのに対し、分譲住宅では広い土地を仕入れて区画整理をしたうえで建築・販売が行われます。街づくり計画をもとに開発が行われるため、統一感のある整然とした街並みに仕上がるのが特徴です。

注文住宅と建売住宅の判断基準

「注文住宅と建売住宅どちらを選ぶか」の主な判断基準は、間取り・デザインのこだわりや予算・手間をかけられる余裕、土地保有の有無などです。

失敗したくない人必見!新築注文住宅の間取りの成功例とはについて詳しくはこちら

注文住宅がおすすめの人

注文住宅が向いているのは、次のようなです。

・唯一無二の家をりたい

・細かい打ち合わせや決め事が苦にならない

・すでに土地を保有している方

世界にたった一つのオリジナルの家、細部にまでこだわった自分だけの家は、注文住宅でなければ実現できません。開放感のある平屋住宅や海外リゾートにあるようなおしゃれな家なども、注文住宅なら思いどおりに建てられます。またガレージハウスやドッグランのある家など、ライフスタイルに合わせた家づくりも可能です。

注文住宅はすべてが自由になる反面、家族でしっかり話し合って一つ一つを決めていくという労力がかかります。ハウスメーカーとの打ち合わせ回数も多くなり、かなりの手間と時間を要します。そういったことが苦にならず、とにかく理想どおりの家を作りたいという人には、フルオーダーの注文住宅がおすすめです。あまり手間はかけたくないが建売住宅では気に入ったものが見つからないという場合は、セミオーダーの注文住宅を検討するのも一つの方法です。

また、すでに土地を保有している方であれば、土地探しの手間をかけずに注文住宅を建てられます。土地取得にかかる追加費用もないため、注文住宅の選択肢が大きく広がるでしょう。これから土地を取得する場合、自由度をより高めたいなら「建築条件なしの土地」を探すのがおすすめです。

建売住宅がおすすめの人

次のような方には、建売住宅がおすすめです。

・なるべく早く入居したい

・費用を比較的安く、新築のマイホームを手に入れたい

・間取りやデザインのこだわりが少ない方

「子どもの小学校入学に合わせたい」など具体的な入居希望時期が決まっている方は、建売住宅という選択肢が有効です。すでに完成している、あるいは完成時期がはっきりしているため、希望する時期に入居できる可能性が高いです。物件価格が決まっているので資金計画が立てやすく、ローン審査の手続きなども早く進められます。ハウスメーカーや不動産会社との打ち合わせも少ないため、手間や時間をかけたくない方にもおすすめです。

またデザインや設備にそれほどこだわりがなく、とにかく予算重視という方も建売住宅向きです。建売住宅は万人受けしやすいデザインや間取りで建てられています。設備や内装なども平均的なグレードのものを採用しているため、好みを問いません。そのため、将来的に売却を考えているとしたら、建売住宅は買い手がつきやすいというメリットもあります。

家づくりで後悔しないために!住宅のことならまずはトヨタホームに相談しよう

注文住宅と建売住宅とでは、実際に住み始めるまでの流れが大きく異なります。特徴やメリット・デメリットはわかったけど、どちらを選ぶべきか決めかねているという場合は、ハウスメーカーに相談してみてはいかがでしょうか。大切な家づくりで後悔しないためにも、実績多数のハウスメーカーに相談することが大切です。

なお、トヨタホームの場合、建売住宅も注文住宅と同じ鉄骨構造・工法を採用し、住まいの約85%を工場で生産しています。そのため、建売住宅であっても注文住宅と同等の品質や耐久性を備えています。

トヨタホームでは建売住宅から注文住宅まで、あらゆる住宅の購入をサポートしています。全国に展示場があり、モデルハウスを見ながら気軽に相談できるので、お悩みが早く解決できるかもしれません。まずはお近くの展示場へ足を運んでみてください。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】

https://www.toyotahome.co.jp/s/tenjijo/?ad_cd=hometag

【カタログ請求はこちら】

https://www.toyotahome.co.jp/s/catalog/?ad_cd=hometag

注文住宅と建売住宅に関するよくある質問

建売住宅と注文住宅ではどちらが安いですか?

全国平均では、建売住宅のほうが約100万円ほど安い傾向があります。

住宅金融支援機構「2024年度 フラット35利用者調査」によると、

・注文住宅(建物のみ):3,936万円

・建売住宅:3,826万円

とされています。ただし、建売住宅は土地込みの価格である場合が多く、土地を別に購入する注文住宅とは費用構造が異なる点に注意が必要です。

建売住宅と注文住宅の入居までの期間はどれくらい違いますか?

建売住宅は完成済みであれば即入居可能ですが、注文住宅は契約後、打ち合わせや設計を含めて6〜12か月程度かかります。「早く入居したい」「仮住まいを避けたい」場合は建売住宅が現実的です。一方、「自分たちのこだわりを反映させたい」場合は注文住宅のほうが適しています。

自分にはどちらが向いているかわからない場合は?

次のような基準で考えると判断しやすくなります。

建売住宅

・早く新居に住みたい

・予算を抑えたい

設備やデザインにこだわりがない

注文住宅

・理想の間取りやデザインを実現したい

・家族構成や将来設計を重視したい

どちらが良い・悪いではなく、自分たちの暮らしに合うかどうかが選択のポイントです。

建売住宅はやめた方がよいですか?

建売住宅は一概に「やめた方がよい」とはいえません。

価格が比較的わかりやすく、完成済みなら実物を見てから購入でき、入居までの期間が短い点は大きなメリットです。一方で、間取りや仕様の自由度が低く、断熱性能・耐震性能・施工品質などを十分に確認しないまま購入すると後悔につながることがあります。

特に注意したいのは、価格だけで判断しないことです。住宅性能評価書の有無、耐震等級、断熱等級、地盤調査や保証内容、アフターサービス、周辺環境、日当たり、駐車のしやすさなどを確認しましょう。また、可能であればホームインスペクションを利用し、第三者に建物の状態を見てもらうと安心です。

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【記事監修者】IFPコンフォート代表 ファイナンシャル・プランナー(一級FP技能士・CFP®)岩永真理 【その他保有資格】 住宅ローンアドバイザー、スカラシップ・アドバイザー、ロングステイ・アドバイザーなど 大手金融機関に入行後、証券・信託業務に10年以上従事。2010年よりファイナンシャル・プランナーとしての活動を開始。独立後は、相談(個人・法人社員向け)、マネーセミナー(行政・学校・法人社員向け)、執筆・監修を行う。 お金まわり(金融・税金・年金など)のわかりにくいことをわかりやすく伝えるように努めている。 HP: http://www.iwanaga-mari-fp.jp